妹は無断外泊を始めた頃からキャバクラで働いていたようです。
これを知ったきっかけはタレコミメール。
今夜も無断外泊か…と、着信拒否されていると知りつつ
一応電話してみるかと思っていた夜中。母親の携帯が鳴りました。
見ると知らないアドレスから。
「お宅のお嬢さんは○○○という名前でキャバ嬢やってますよ。
キャバ嬢のくせに客の話を聞くどころか客に愚痴ってばっかりです。
でもアイツは誘えばホイホイついてくるとの噂で寄ってくる客は多いです」
我が家はこういうお話とは無縁の家庭だったため、唖然呆然でしたよ。
しかもそのメールには証拠写真までご丁寧に添付されていたのでした。
やがて妹はキャバクラを辞め、元客らしき男が店長をつとめる
美容関係の店で働き始めたようです。
するとまた母親へタレコミメール。
「お宅のお嬢さんは、奥さんのいる店長と不倫して同棲してますよ。
お宅のお嬢さん、まともな女じゃないですよ。」
…もう、なんていったらいいのやら。
怖いのはこのメールの差出人です。
うちの母親は、身内と数人の友人以外にアドレスを教えていません。
携帯自体あまり使わないので、覚えのないアドレスからメールがくる可能性は
限りなく低いのです。
キャバクラメールと不倫メールはそれぞれ違うアドレスでした。
文面もだいぶ違う雰囲気でした。
ということは、最低2人が妹の行状を母親にタレコミしたということになります。
普通に生きてて、こんなこと2度もされますか?
ちなみにどちらのメールも紛れもない事実でした。
不倫メールの方はどうやら、不倫された店長の奥さんが
妹の携帯を盗み見て腹立ち紛れに母親に密告したという線が濃厚なようです。
何にせよ、気持ち悪かったですよ。
夜中に知らない人から「お宅のお嬢さん…」ってメールが来るんですよ。
ストーカーされてるような気分でした。
そうそう、この事件に関する妹の反応です。
母親はやはり娘のことが心配になったのでしょう、
妹を家に呼んで話を聞きました。
すると逆ギレですね。
「関係ない」
「ほっといて」
「マジうざい」
「あたしは被害者なのに!」
私も言いました。
「家を出る時、もう何やっても知らない、関わらない、
けど迷惑だけはかけないでよね、って言ったよね。
関係ないって言うけど、現にこんなメールがうちに来てるんだよ」
もちろん逆ギレです。
「メールしたのはあたしじゃないですけど!?」
「あたしは被害者なのに!」
あのね…
「迷惑かけない」ってのは、あなたが思ってるよりずっと広範囲のことなんだよ。
家のもの持ち出すとか、家で暴れるとかしなくても、
「あそこの家の子…」って後ろ指さされることだって
「迷惑」に含まれるんだよ。
言葉が通じないのはほんとつらいわ…
でもこの頃はまだボーダーということばを知りませんでした。