「12/29アイミーブベースグレードが充電した電気代とは」

2010年式アイミーブ(ベースグレード)は、登場から15年近く経った今も「電気代の安さ」という一点において現役で通用する存在だ。
今回は、2025年12月27日〜29日に実施した100V充電(5時間26分)の実測データをもとに、

  • アイミーブはいくらで走行距離を回復したのか

  • それは最新のEV軽(日産サクラ等)と比べて高いのか安いのか

を、**同条件(100V充電・冬場・家庭用電力)**で冷静に比較する。

カタログ値ではなく、実走行・実充電データから見たEV軽の現実的な電気代を整理する。


目次

  1. 12/27→12/29の充電前後データ整理

  2. 100V充電でアイミーブはどれだけ電気を使ったのか

  3. auでんき(関東・40A)での電気代試算

  4. 同条件でEV軽(日産サクラ等)と比較

  5. 1kmあたり電気代はどちらが安いのか

  6. 結論:電気代視点で見たEV軽の世代差


12/29 アイミーブベースグレードが充電した電気代とは

― 同条件でEV軽(サクラ等)と比較 ―

1. 充電前後の状態整理(実測)

充電前(12/27)

  • SOC:46.5%

  • 電圧:340V

  • バッテリー温度:5℃

  • RR:48km

  • SOH:77%

  • セル最大最小差:5mV

充電後(12/29)

  • SOC:81.5%

  • 電圧:355V

  • バッテリー温度:13℃

  • RR:95km

  • SOH:77%

  • セル最大最小差:5mV

👉 SOC+35%、RR+47km
👉 劣化はあるが、セルバランスは極めて良好


2. 100V充電で使った電力量

アイミーブの100V充電は、

  • 電圧:100V

  • 電流:約12A

  • 消費電力:約1.2kW

充電時間

  • 5時間26分 ≒ 約5.43時間

消費電力量(ロス込み概算)

約6.5kWh

3. auでんき(関東・40A)での電気代

auでんき関東の従量単価は、
一般家庭で 約30円/kWh(税込) が目安。

6.5kWh × 30円 ≒ 約195円

👉 200円未満で約50km分の走行距離を回復。


4. 同条件でEV軽(日産サクラ等)と比較

ここからが本題だ。
条件は完全に揃える。

  • 100V家庭充電

  • 充電時間:約5時間30分

  • 冬場(バッテリー温度10℃前後)

  • 電気単価:30円/kWh

■ 日産サクラ(想定値)

  • 100V充電出力:約1.3kW

  • 消費電力量:約7.2kWh

  • 冬場実電費:7〜8km/kWh

👉 回復距離

約50〜55km

👉 電気代

約215円前後

5. 1kmあたり電気代比較

車種 回復距離 電気代 1kmあたり
アイミーブ(2010) 約47km 約195円 約4.1円
サクラ(現行EV軽) 約52km 約215円 約4.1円

👉 ほぼ完全に同水準


6. なぜ最新EV軽でも電気代が下がらないのか

理由はシンプルだ。

  • 車重はアイミーブと大差ない

  • 快適装備・安全装備で消費電力は増加

  • 冬場はバッテリー制御が保守的

その結果、

EVは世代が新しくなっても、
1kmあたり電気代は劇的には下がらない


結論:電気代視点では「アイミーブはまだ現役」

  • 2010年式

  • SOH77%

  • 100V充電

  • 冬場条件

それでも、

電気代は最新EV軽(日産サクラ等)と同等

差が出るのは、

  • 航続距離の余裕

  • 充電インフラ対応

  • 安全装備・快適性

  • バッテリー寿命の安心感

つまり、

電気代だけでEVを評価するなら、
アイミーブは今でも十分すぎるほど優秀


 

あとがき

15年走ったアイミーブベースグレードと新車のサクラが同じ電気代なのか

なんで進歩がないのかな