こんにちは!

成田万寿美です。

 

土曜の朝、「科学の進歩」についてオンライン講演を聞きました。

このゾクゾクした感覚はなんでしょう。

まだまだ知らないことが多過ぎる。

思考を広げるって楽しいなぁ!

などとコーヒーを飲みながらぼんやりしております。

 

ぼんやり考えていたことを記してみます・・・

 

私は、四半世紀TVキャスターとして仕事をし、

コーチングの国際資格を持ち、

文化庁指針の日本語教師資格(420単位準拠)も取得しています。

しかし、それがなんなのだ!

と最近思うことがよくあります。

 

それらは今在る私の、「背景・プロとしての証」ではありますが、

学び終えた瞬間に既に過去の知識でもあります。

時代も人の価値観も日々変化しています。

不変の正しさなんてありません。

 

だからこそ、過去の知識に止まる事なく、

人として学び続けることが大事なのではと…。

 

広辞苑には、現代の若者言葉が日本語として柔軟に追記されています。

今の時代に使われている言葉のいくつかが、

生きている日本語として認められています。

 

卑近な例で恐縮ですが、

「エッチ」は今や世代に関係なく日本人の共通言語ですね。

「性的な結びつき」を表す、若者から生まれた可愛い表現です。

これを「軽々しい表現だ」とめくじら立てる大人は、

もはや少ないでしょう(^^)

 

自分の使わない言葉を間違いとだ正すことは違うと思っています。

もちろん、人を馬鹿にしたり傷つけたりする言葉は論外です。

 

例えば、井上陽水さんの「リーバーサイドホテル」

♪ 誰も知らない夜明けが明けた時

  (夜明けが明けた??)

♪ ホテルはリバーサイド

    川沿いリバーサイド

  (川沿いのリバーサイドってどこ??)

 

この日本語は常識ではおかしいかも?!

でも、否定する人はいなかったのではないかしら。

私はただただ、陽水さんの声と言葉の世界観に酔いしれました。

 

言葉は「使う人の内面」が滲んでこそ

”言の葉”(言語によるコミュニケーション)なのだと思います。

 

私がエッセイ集を出版した時、

編集者さんは文法や言葉などを一つも正されませんでした。

「文章は書き手の息づかい。

 成田さんの声が聴こえてくるような文体を崩したくないから」と。

とても嬉しかったですね。

 

綺麗な声より地声で話そう!

正しさより相手の背景や想いを聴き取ろう!

 

日本語教師でもある成田の土曜の朝の独り言です。

 

さぁ!今日も、

顔を上げて、口角上げて、お腹から声出して行こう♪