昨夜は歌舞伎座の夜の部を観賞してきました。
今月は昼・夜で「義経千本桜」の通し狂言の上演でしたね。
昼は、播磨屋さんを中心に。
夜は、松嶋屋さんを中心で。
仁左衛門さんは既に、来月・再来月の休演を発表してますので、今年はこの公演が最後となりますよね。約半年は手術休養になるとの噂ですので、次はいつになるやら・・・
仁左衛門さんが「いがみの権太」を演じる時は必ず、『木の実』 『小金吾討死』を上演してくれるから嬉しいですよね。『すし屋』単独上演も多いですが、松嶋屋のこだわりですね。
それにしても時蔵さんの長男梅枝君が奮闘してましたね。
松嶋屋を相手に、元服前の若々しい小金吾を初役でありながら懸命に演じてました。
昼の『鳥居前』では静御前を演じてますし、急成長を遂げてますね。
台詞回し、そして討死での立ち回りは見事でした。
仁左衛門さんは流石の一言なんですね。
上方風の権太もいいですよね。
まあ、「面上げろ、面上げろ~」の決めは、江戸風の方が好きですけど(笑)
息子、孝太郎さんから一門総出のすし屋は見応え十分でしたよ。
で・・・・昨夜・・・すし屋の幕切れで・・・
いやぁ~、驚きましたね!!
久々に「大」を聞きましたよ!!
これは大向うから我當さんへの掛け声だったのですが、
「大松嶋!!!!!!」
ってね。
ん~????????
別に間違いではないんでしょうが
ん~????????? 我當さん・・・
おいら正直、「大成駒」以来ですよ、「大」を聞いたのは。
まあ、過去ですと「大播磨」と「大成駒」が圧倒的に有名ですよね。
で、休憩中に初音会の知り合いがいたので伺ったのですが・・・
「ん!?あれかい、我々の一員ではないよ。我々はいくら松嶋屋が四人揃っても、大松嶋は使わないけどね。」と、その後もあれこれ聞かせて頂きましたが。
なんだかよく分かりませんが(笑)
おいらが戸惑いを感じたのは間違いない。
正解・不正解はないんでしょうが、終始疑問でした。
夜の部最後の『川連法眼館』
27年振りの時蔵さんの静御前が美しすぎる
今やすっかり、菊五郎劇団との呼吸もぴったりで音羽屋さんとも絶妙でした。
そして義太夫の谷太夫さんがGOOD!!
これらを観賞するだけでも価値有りですね。
終演20:39