黒川開拓団は敗戦と共に、満洲に取り残された
人たちである。
今ウクライナとロシアの戦争で、また悲惨さが
報道で伝わってきますが、
表にはでない悲惨さがあるのですね。
中国残留孤児→1945(昭和20)年8月9日のソ連
の対日参戦時、旧満州国で肉親
と離別し、身元のわからない12
歳以下の日本児童のこと
中国残留夫人→ソ連の対日参戦時、旧満州国に
いた13歳以上の日本人
ソ連兵に差し出された女性たちは、
一団の存続のために、自分を犠牲にして、
やっと逃げ延びて、日本に戻っても
地元の人に冷たくあしらわれ、ひっそりと
暮らして、亡くなっていった人が多く、
その無念さを思うと、辛い。
敗戦後、逃避行や難民生活を強いられた者、
半世紀以上中国に取り残された者は、女性が
大半である。それなのに、日本の満州史は、
男性から見たものばかりである。
今起きているイスラエルとハマスの戦争や、
ウクライナ侵攻しているロシアで、
またこのようなことが起きているのかと、
想像させられるのは私だけでしょうか。