第一話カイザーと着任祝いの金目鯛

主人公は北条衛は、異動で

天渓大学医学部附属伊豆中央病院通称「伊豆中」に

派遣される。

軍隊のように規律が厳しく、医師たちは曲者揃い

トップは三枝教授

入局3年目の神里真司

部長の城ヶ崎塔子

下水流明日香

小幡八重→助産師5年目、衛のお産研修の教育係

田川先生

妊娠二十二週の超早期の母体異常から

受け入れ可能な日本でも数少ない施設である。

第二話 男の夜会とクラフトビール

婦人科、とりわけ腹腔鏡手術を専門にしていた衛、

産科に取り組み始める。

女医ふたりが、当直というのは、月に1,2回

男衆は全員フリー

『男会』はいかがわしい会かなと思いきや、

温泉巡りをする会だった。

医師寮から歩いて3分にある『弘陵の湯』

古き良き温泉旅館

『POMERA』という名の、イタリア料理店

腹腔鏡手術を専攻していたので、

あきらめきれない。

第三話嵐を呼ぶ極上鰻丼

産婦人科は当直が多くて、月の半分近く

なるので、晩飯が病院食は辛いため、

出前リストがある。

静岡に来て鰻を食べないのは、

人生損しているらしい

熱川バナナワニ園が登場

移動から2週間が経ち、そろそろ焦り出す。

部長の塔子にここに何年もいて、

焦らないのかときく。

「私はここの生活に満足してるよ。

 ご飯は美味しいし、温泉も毎日入れるし、

 サーフィンもやり放題だし、人も優しいし、

 冬でもあったかいし、攻めがいのある道も

 多いし」と回答される。

第四話城ヶ崎塔子の夏休み

三枝教授の持論『いい医者になりたいなら、

目を増やせ』・・・ちょっと難解

第五話峠を越えてきた命

国道136号線、修善寺まで狩野川に

沿って走るルート

田川先生と衛は釣り堀に向かう

「毎日、目の前の仕事に集中して、働いて、

腹一杯飯を食って寝る。余った時間は

自然と共に過ごし、自然を感じ、自然に

感謝する。それが、太古から積み重ねられてきた

人間の生き方だったはずだ」とは、田川先生の

言葉。同感ですね。

急患の緊迫するところの描写は、著者が

産婦人科医だからの、なせる技だと思う。

最終話今日の名医とあしたの名医

主人公が足繁く通う『いおり』の娘さん

が救急で担ぎ込まれる。

グレートAカイザーとは、緊急度が高い帝王切開

この病院に来て、2ヶ月経つからか、脳内で手術の

情報で満たされる。目に見えないはずの

部位までが、鮮明に映像として浮かんでくる。

腹腔鏡のカメラで中を覗いているように、

腹の中を多角的に理解できていることに驚く

三枝教授が言っていた『目を増やせ』は

このことだったのかと思う。

最先端の総合病院が密集する都心で、世界に

誇る売りを得ようとしている大学の本院と、

人々が消えゆく土地の最後の砦を

長年守ってきた三枝では、見える景色が違う。

だが、素晴らしい、家族のような

チームワークが羨ましい。