こんにちわ
朝ドラでの話なんですが、6/5の、NHKの朝ドラ「なつぞら」で、主人公のなつが、ボツの絵を自習のために持って行こうとして手を入れたのが、この箱だったんです。
そう、ゴミ箱。
ゴミ箱なんですが、
護美箱!
そうなんですよ
美を護る箱、って書いて、護美箱!
ゴミ箱って、周りの環境が美しくいられるように自分は汚れます、って箱だったんですね。
これをみたとき、仏教の下坐行(げざぎょう)という言葉を思い出しました。
それは、自分を周りより一段低いところに置いて自己を見つめる行だそうです。
そのための具体的な修行として、人が集まるところのトイレの掃除とか、あるいは、人の脱いだ靴を揃えることとか、そういった、人の目に触れないところで、人がやりたがらないことを淡々と行うこと。
それによって自身を清浄にしていくとても大事な修行だそうです。
ゴミ箱というのは、そうやって自分の周りをきれいにするために、汚れ仕事を引き受けてくれているとても気高い存在だった、ということを気づかされました。
それにしても、日本語ってすごい。
同じ漢字文化の中国では、ゴミ箱は、垃圾桶(ラージートン)といって、垃圾がゴミの意味ですから、ゴミ箱そのままです。なので、護美箱というのは中国から伝わった用法ではなく、日本オリジナルのようですね。
先人のセンス、こころ、に感服です。
話は変わりますが、
私の敬愛するの守田矩子先生が、とても大事なイベントをされます。
自分がこれから食べていくもの、子供や家族に食べさせる野菜について、これでいいんだろうかと、時々思われる方は必見ですよ〜❣️