こっそり素敵な気分になれる作品でした(^^)
タイトルや予告編からはもっと重い内容を想像してたんですが、全体的に軽やかで楽しい雰囲気だったと思います。
なんといってもこの二人が素敵でした。
アンソニー・ホプキンスの機知に富んだ言葉は楽しいし、なんとなく心に刺さったり。
真田広之はとにかく自然。
強烈な個性の人達に混じって、自由自在に行き来してる感じなんだけど全く違和感無くスマートにこなしててとっても素敵でした。
でもって、この二人は25年も一緒にいるというパートナー。
あからさまなシーンは寝てるとこくらいだったと思うんですが、ちょっと気になるこんなシーン。
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うーん、ユビとクビ?だけでソレっぽくなるのねん・・・(^_^;)
あらすじ
南米ウルグアイの人里離れた邸宅に、いまは亡き作家の妻と愛人、娘、兄、そして兄のパートナーの男性が暮らしていた。ある日、作家の伝記を書きたいというアメリカ人青年のオマーが邸宅を訪れるが、妻キャロラインはその申し出を拒否する。一方、兄アダムは遺族として公認を与えるかわりに、オマーにある提案をもちかけ……。
景色や雰囲気、映像がとっても良かったというのもありますが、必要以上に激しい応酬がなかったことや、ホッとするラストも良かったです。
「ヒューゴの不思議な発明」とか「アーティスト」的な、みんな良かったね~、みたいなラストはやっぱり素直に好きです。
とっても自然にハマってる真田広之さんも良かったですが、やはりアンソニー・ホプキンスの粋なところがこの作品の中で要なんじゃないかと思います。
場面ごとにハマるウィットに富んだセリフ、動き、表情。
いまだにレクター・・・引きずってるクチなのでなおさらかもですが(^_^;)
特に、この中で一、二を争う強烈個性のキャロラインとの会話は理由もなく心に入り込んでくる言葉でした。
↑キャロライン。
金が無いといいつつ、毎日とっても素敵なお召し物。
でも綺麗で似合ってるからいいんだけど(⌒_⌒;
作品中でも言われてますが、こんな不思議な組み合わせの人達が同居してること自体、周囲の人達には理解されにくい話。
でも実はみんなちょっとずつ無理をしてることに気付き・・・
そしてラストでは、おそらく全員が自分らしく幸せに暮らしているという描かれ方。
ヘンなものに縛られずに、みんな自分らしく生きていこうよ、ということだと思いました。
ただ一つ、気になった点。
結局解決のモトは「お金」。
熱意とか誠意とか愛情とか、っていうよりも「お金」。
でもそれが現実というものなのかもですね。
ラストで強烈な個性の二人が共に楽しそうに人生を謳歌してる的なシーン。
おそらく、これも現実の世の中こんなものかもねん。
幸せって人それぞれだから別にいいもん、っていう気になりたくなりますf^_^;
ところでおそらく主人公はこちらの方々?(^_^;)
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