山の保全について | 成田セイリュウ オフィシャルブログ「なりなりブログ」Powered by Ameba

山の保全について

今日の朝はおごと温泉スタート。

 

午後からは県庁へ行きました。

群馬から、あべともよ群馬県議が来られ、

河井県議と一緒に、

伊吹山植生復元プロジェクトについて、執行部よりお話を伺いました。

 

伊吹山は滋賀県で一番高い山(1377m)で、

日本百名山であり、また生物多様性の宝庫でもあります。

特有の地理・気象より、固有種を多産するとともに、

織田信長による薬草園の伝承もなされた山であります。

 

しかしながら、2000年代より、

温暖化による積雪の減少や狩猟者の減少を背景に、

ニホンジカが急増し、

植生の崩壊、斜面の裸地化と登山道の荒廃、山麓集落への影響などの

被害が出るようになりました。

 

チームしがの角田県議も何度もこれら課題に対し、

県議会で質問を行ってこられましたが、

鹿への対策はなかなか難しいものでありました。

 

そんな中、7月12日の大雨により、登山道が崩壊しました。

県議会の9月定例会議において、伊吹山保全等対策事業の予算化がされ、

航空レーザ測量によるデータ解析、

生物多様性に配慮した実施に向け、先進事例の調査等が行われることとなりました。

 

いち早く、伊吹山の保全にむけて、進めて頂きたいと思います。

 

また伊吹山だけでなく、多くの山が現在弱っています。

現状をしっかりとみて、対策を取らないと、

大規模な土砂崩れが起こるかもしれません。

 

現在、大津においては山の管轄は農林水産課で行っておりますが、

山に特化した様々な対応がとれるように、

林業や森林の管理、利活用においては、

分離した課を創設していく必要があるのではないかと考えます。

 

山を守ることは、水源を守る、生命財産を守ることなど、

副次的な効果もたくさんあります。

 

山の保全に向けて、引き続き取り組んでまいりたいと思います。