招集会議の質疑 | 成田セイリュウ オフィシャルブログ「なりなりブログ」Powered by Ameba

招集会議の質疑

本日は当初は連合滋賀のメーデーの予定でしたが、

新型コロナウイルス感染症により、式典は中止となりました。

 

さて、昨日の招集会議において、

無症状・軽症者の宿泊療養のためにホテルなどの宿泊施設の借り上げ費や

感染症患者受け入れのために病床を確保した病院に対する経費補助、

人工呼吸器や防護服などの整備時補助、

感染症患者の治療にあたる医療従事者への支援などであります。

また休業要請に協力した事業者への臨時支援金や

国の新規貸付制度の創設に伴う中小企業振興資金貸付金など、

合計で143億円余の補正予算が組まれました。

 

あと我が会派の質疑について、

今回の新型コロナウイルス感染症における課題として、

「健康・医療」にかかわることと「経済・生活」にかかわることの

大きく二つの課題があるとし、

 

今回の補正予算から

相談体制の強化にともなう、

①帰国者・接触者外来の受診の増加、PCR検査体制の強化について、

②医療提供体制の確保、強化について、

③コントロールセンターの活用について、

④医療従事者の勤務環境の改善に向けた事業について、

⑤新型コロナウイルス感染防止臨時支援のスムースな執行のための体制について、

⑥休業要請の期間が延長された際の本県の対応について

をそれぞれ質疑されました。

 

答弁の抜粋は以下の通りとなります。

 

①相談体制の強化とともに、今後も、帰国者・接触者外来の増加を図ることで、外来受診対象者の増加に備えてまいりたい。

 

②現在、衛生科学センター1か所で行っている行政検査を、委託により他の検査機関においても行えるようにするなど、検査数を増やすことなども検討

 

③補正予算では、感染症指定医療機関等への設備整備費補助、患者受入れのために空床を確保した病院に対する補助、全県で空床情報等を一元管理して患者の受入調整や搬送調整を行うコントロールセンターの運営費、軽症者等の宿泊療養に必要な経費等を計上

県内7か所の感染症指定医療機関の感染症病床数は34床であったが、各病院の協力により、現在は県全体で新型コロナウイルス感染者を受け入れることができる病床として104床を確保

軽症者等の宿泊療養施設として、ホテルピアザびわ湖において62室を既に確保しているが、感染者の拡大に備え、更なる宿泊療養施設の確保についても準備

県内医療機関や関係団体等と危機感を共有するとともに、コントロールセンターの取組や県全体の患者とベッドの状況等に関する相互理解を深めていき、それぞれの立場で担える役割について協議を重ねながら、受入可能な病床や軽症者等の宿泊療養施設の確保に向けて取り組んでまいりたい

 

④コントロールセンターでは、県全体の空床状況や人工呼吸器の使用状況等を一元管理し、災害医療コーディネーターである医師や看護師等が患者の重症度や生活環境、病院の空床状況等を勘案して、患者の受入調整および搬送調整を行っているところ

今後、患者が大幅に増えた際には、重症者に対する入院医療の提供に支障をきたすおそれがあることから、コントロールセンターにおいて宿泊療養等も含めた患者の受入調整を
県全体で円滑に行い、医療資源を有効活用できる医療提供体制を構築し、県民の命を守っていきたい

 

⑤新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている病院に対して、例えば、ホテルの宿泊や職員手当の加算などに要する経費を支援していくことで、医療従事者の皆さんを応援していきたい

県を挙げて医療従事者の皆さんを支え、応援していただける方々が気持ちを表すことができるよう、今月24日から「新型コロナウイルス感染症対策 滋賀県がんばる医療応援寄附」として、広く寄附の募集を始めた

勤務環境改善支援事業については、今後、この寄附金も活用してまいりたい

 

⑥速やかに、募集要領を県のホームページに公開する予定で、大型連休明けの5月7日から受付ができるよう、鋭意準備を進めている

県のホームページからの電子申請および郵送での受付を考えている

スピード感を持って、1日でも早くお手元に届けることができるよう、全庁を挙げて体制を整備し、準備を進めてまいりたい

 

⑦、今回の感染拡大防止臨時支援金については、仮に国の緊急事態宣言が延長され、県としての緊急事態措置の期間を延長しても、県の厳しい財政状況を踏まえれば、1回限りの臨時的な措置とせざるを得ないと考えている