道州制
今朝の新聞を見ると地方制度調査会は道州制のあり方を議論する専門小委員会を開いたそうだ。
そして、区割りについては九、十一、十三道州案の三案を答申に盛り込む方向で一致したとのこと。
道州制の議論がこれから活発化されそうな気配である。
が、現状道州制の意義はあるのだろうか?
道州制を行うことにより、都道府県はなくなるのであろうか?
現案では従来の都道府県の区域を行政区画をとして残すことも盛り込んでいるとのこと。
仮になくならなければ、行政府が一つ増え、余計に通すべきフィルターが多くなるだけではないだろうか??
市町村合併がすすみ、道州制の議論も同時に行うべきだと思っていたが、予算をただ単純に削るだけに使われ、特色ある市町村づくりができなくなっているなど、合併の弊害が出ている中で、道州制を行うと、さらに地域格差が広がる気がする。
小泉路線の強きものがますます栄える風潮が、この道州制にも適用されそうで怖い。
近畿の中でも、滋賀が取り残されていきそうな気がしてならない。
地方主権に向けた施策を執り行うべきであるが、はたして道州制がうまくつなげていくことができるであるだろうか?もっと権限・財源を市町村に移せるようにし、自由な裁量で市町村を運営できるようにし、その上の統括として、都道府県でなく、道州制による行政府が管轄するような制度になっていくことが望まれるのではないか?
引き続き、市町村合併ならびに道州制の議論を追っていきたいと思う。