家電リサイクル法改正先送り
今日の読売新聞のネット記事に、
家電リサイクル法の改正が、2008年の通常国会に先送りされることが書かれていた。
今回の見直し議論は、リサイクル料金を現行の後払い制から、前払い制に改めることであった。
しかし、議論の過程で、家電リサイクル法が想定するルート通りにメーカーのリサイクル工場に運び込まれる家電の量が、家庭や事業所から出される総排出量の約半数の約1200万台にとどまることが判明したとのこと。
そのことにより、前払い方式に変更したところで、家電リサイクルがうまく機能するかどうか検証が困難との指摘が多数出て、法改正に向けた具体策をとりまとめることができなくなったということであると書かれていた。
が、よく考えると、家電はいったいどこに行っているのだろうか??
しっかりと回収ができていないということは、
第一に不法投棄がされているのではないか?
第二にまだ使用できるということで中古として流通していないか?
第三に二つ目と近いのだが、海外に流れていないだろうか?
第二、第三はまだまだ商品価値があるとして、有価として扱われているものの、
第一の不法投棄は、家電リサイクル法が後払いとしたために、後払いをするコストを避けるために、山に川に捨てていることになる。
不法投棄は地域における大きな課題になっている。
この対策のために、後払いから前払いにという議論になったのではないだろうか??
家電リサイクルがうまく機能するかも大事だが、なによりも不法投棄がなくなる施策をうつことのほうがもっと大事ではないだろうか??