想い | 成田セイリュウ オフィシャルブログ「なりなりブログ」Powered by Ameba

想い

☆想い


 少子高齢化が進行する中、社会の情勢は大きく変貌を遂げています。成熟した社会ではあるものの、安定経済の下での制度的限界が起こり、世代間格差はさらに大きくなっております。これまでの政策の失敗を冷静に見つめ、積み残された課題を分析し、これからの社会をどのように築いていくのかを考えていかねばなりません。

 現状の中での人口減少や安定経済、資源の枯渇が進んでいく社会環境を鑑み、その中での教育・福祉・経済等はどうあるべきかしっかりと議論を行い、そして、未来に向けて、平和で、安心・安全の社会を築くために、努力していく必要があります。将来世代における希望を取り戻すために、今、政策の大きな転換を行い、未来に対して責任を持って政治の役割を果たすことが必要です。

 命をまもるためには、子どもを産み育てやすい環境を整え、高齢者が活躍できる場を増やし、みんなが健康でいきいきと暮らせる地域を築く必要があります。また近年、産業が停滞し、自然が荒廃しておりますが、これらは過去から受け継がれてきた伝統が希薄化した結果であり、地域の特性を活かした政策を講じることによって、再び活力のある地域をはぐくむことができると考えます。

 多くの課題が山積する中ではありますが、これまでの4年間で特に訴えてきた「環境」「教育」「防災」の県政への取組みをさらに進化させ、未来に笑顔あふれる社会を築いてまいりたいと思います。


◇政治を志したのは

 ちょうど高校時代。湾岸戦争が行われているころでした。

 現代社会の授業中の先生の言葉「戦争は政治の行う最後の手段…」

 政治がしっかり行われなければ、再び戦争の惨禍をこうむります。

 いつまでも平和な世の中が維持できるために、自分自身は行動したいと思いました。

 私の生まれた日、8月15日。毎年、世界の平和について考えます。


◇イラクへの視察

 「国際社会と地域をつなぐネットワーク」の事務局長として、イラクの視察に2004年2月に訪問しました。

 私自身が政治を志すきっかけともなったイラクという国。

 戦争が終結し、自衛隊が派遣されることになった時期に、本当に安全かどうか、自衛隊のニーズがあるのかどうか?

 現場で見ないとわからないので、思い切って現地に向かいました。


◇環境政策への歩み

 琵琶湖を臨み、比叡山を仰ぐ。

 生まれ育ったのは山に行くのも湖に行くのも、すぐそばの環境であり、自然は幼少の頃から身近な存在でありました。

 そして知らず知らずのうちに、環境の意識が根付き、大学・大学院において、環境政策・廃棄物政策の探求を行いました。

 一方で、おおつ環境フォーラムや大津こども環境探偵団、湖沼会議や水フォーラムにおける様々なボランティア活動により、環境教育の大切さを肌で感じました。

 環境の破壊は一瞬だが、取戻すには、何10倍もの時間とコストがかかります。

 未然防止の原則による環境政策が、今必要です。


◇笑顔あふれる社会の形成を!

 大学生時代、アメリカでの語学研修のプログラムに参加し、初めての異国の地へ訪れ、言葉や人種、風習の違いを実感しました。

 その後、中国・オーストラリア・タイ・ベトナム・カナダ・韓国を歴訪し、文化の違いを感じると共に、日本の再発見ができました。

 開発途上国を訪れた際に、貧しい中にも、生きる力を感じ、また日本が忘れている活き活きとした“笑顔”に出会いました。

 日本でも、みんなが笑顔でいられるようなまちを創っていきたいと感じました。


◇政治とは…。

 いつまでの心に残る言葉。大学時代のゼミで読んだマックスヴェーバーの「デンノッホ(それにもかかわらず!)」

 政治も社会も日々漸進していきます。いい方向、悪い方向。

 どんな局面になったとしても、初心を忘れず、現場の声を大切にし、笑顔あふれる社会の実現にむけ、未来に責任ある政治をめざしていきます。