憲法記念日
今日は憲法記念日。
テレビも含めて、憲法議論が活発になっております。
とりわけ、第96条 憲法修正の発議に関して、
2/3から1/2に修正をしようとすることについて、
議論がなされております。
96条の改正する必要性が本当にあるのでしょうか?
ドイツにおいても、両議院において2/3が必要です。
それでも59回改正されております。
アメリカにおいても、2/3が必要です。
映画で今公開されている「リンカーン」を
鑑賞していただくとよくわかると思いますが、
リンカーンは公式に奴隷制度を廃するため、
合衆国憲法修正第13条の成立に向けて、
様々な苦難を乗り越え、
下院議会で2/3を集め、可決に導いております。
本当に必要な憲法の改正であるならば、
2/3であったとしても、できるといえます。
逆に、2/3も集まらない改正が
本当に必要な改正かどうかを考えなければなりません。
これまで日本において、現在の憲法において、
改正がなされておりません。
社会環境の変化から、
環境権を明確に位置づけるなど、
行われるべき改正も、なされておりません。
日本国民として、しっかりと何が必要なのか、
議論を行うことが必要であり、
それが、2/3であったとしても、
改正に値するものかも判断がなされる内容で
なければならないと思います。
今度の参議院の争点と言っておりますが、
その先にどこに向かっているのかを
考えたうえでの、判断をしていただきたいと思います。