地域主導のエネルギー
東京にて、研修。
今回は、「地域主導のエネルギー改革は可能か」といった内容を
千葉大学の倉阪先生からお話をいただきました。
倉阪先生は学生時代からいろいろと論文を読ませていただていた先生です。
今回は再生可能エネルギーとして、
太陽光発電、水力、地熱、風力、バイオマス等、
それぞれの評価を行いながら、
永続地帯(その区域で得られる再生可能エネルギーと食糧によって、
その区域内における地域的エネルギー需給を賄うことのできる区域)の
試算についても、教えていただきました。
実際に、安定的に供給できるかを考えると、
地熱、小水力は稼働率が高く、ベースラインを担う電源としてとらえられ、
またバイオマスは出力調整が可能であるとのこと。
一方で、太陽光と風力は各種変動を引き起こしうるとのことです。
今後、やはり省エネ努力を怠らないこと、戦略的にコジェネシステムを導入すること、
そして、再生可能エネルギー電力お固定価格買い取り制度を適切に運用するとともに、
再生可能エネルギー熱の有効活用のための政策を強化することが必要であるとのことです。
そして、なによりも、地域自身が、しっかりとエネルギー政策を唱える必要があります。
滋賀におけるエネルギーについて、どのような手法が一番いいのか、
地産地消のエネルギーについて、さらに議論を行っていきたいと思います。