スタブルカルチ後の整地について・その3 | ★プロフェッショナルFarmman・こうへいのブログ★

スタブルカルチ後の整地について・その3

スタブルカルチ後の整地について・その3


青森県・津軽地方の場合



その1はこちら。



収穫後の稲株を何とかしないと、


レーザーレベラーの段階で整地が非常にやり難くなってしまうので、


なるべく早い段階で、稲株の処理をします。


腐食促進のために、まずは醗酵鶏糞を散布。




サラッとした醗酵鶏糞が散布しやすい。



その後、浅く耕起混和すればベストなのですが、


津軽雪国の暗渠無しの圃場の場合、


秋に土をいじってしまうことによって、春の土の渇きが極端に悪くなります。


重い積雪で土が押され、風通りも悪くなるためでしょうか。


ここ数年は、春になってからも雪が降ることがあるので、なおさらです。





うちの場合は、醗酵鶏糞散布後、


シュレッダーにて稲株、稲わらを叩きます。


ワラの繊維にキズを付けて、腐食を早めるのです。









このひと手間はとても大事です。



勝部さんの言葉が頭を過ります。


「切断だけじゃダメなんだ。粉砕!」



粉砕後は、そのまま放置。


津軽にやがて長い冬がやってきます。




その4へ続く。