スタブルカルチ後の整地について・その1
スタブルカルチ後の整地はどうしてるんですか?
どうやって無代掻き、乾直までもっていくのですか?
残渣は気になりませんか?
いろんな疑問があるかと思います。
そんな疑問に、体験した範囲内でレポートします。
題して、
スタブルカルチ後の整地について・その1
青森県・津軽地方の場合
スタブルカルチという『爪で土を耕起する作業機』があります。
ちなみにスタブルカルチに限らず、いろんな爪もの作業機があります。
利点としては、
プラウ耕に比べて、
●作業幅が稼げる。
●土の寄りが少ない。
ロータリーに比べて、
●作業スピードが速い。
欠点として、
●土を抱いてしまうときがある。
●プラウに比べて、残渣が残る。
このような利点、欠点を理解することがとても大事です。
完璧な作業機はないのです。
うちでは、ここ数年、無代掻き、乾直圃場は、
スタブルカルチで耕起しています。
大雪で雪融けが遅いのと、春の長雨のため、
プラウという博打が出来ないためです。
青森津軽地方の雪解けは3月下旬。
圃場に入れるのは4月上旬です。
下手をすると4月の下旬になります。
そこで大事なのが、
スピード
作業幅
この2つになります。
とにかく早く耕起を終わらせます。
プラウの場合、スピードは出ますが、作業幅が稼げません。
また、プラウをしてしまうと、うちの場合は18インチ4連プラウ。
山が大きく、整地は時間が掛かりますし、
ましてや整地前に水が入ってしまうと、アウト。
これが、12インチ、14インチだったら少し条件が変わると思いますが。
●整地方法の逃げ道の選択肢を多くする。
●限られた時間内でどうやって整地までもっていくか?
これが青森の場合とても大事です。
ちなみに、代掻きする圃場は、ロータリー耕です。
その2へ続く。