ザ・乾直 パート7
ザ・乾直【青森県津軽平野の場合】
稲の乾田直播のポイントを、私なりにレポートしたいと思います。
パート7
【播種床の作り方・その3】
稲の収穫後醗酵鶏糞散布して、
シュレッダーにて稲わら粉砕したら、
ハーフソイラ にて部分心土耕を行います。
こういう、爪を・・・、
1m間隔で斜めに引いていきます。
目的は、
●圃場内の水位の均平化
●懐の大きい土中環境をつくる
この2つです。
圃場内で一番嫌なのが、部分的な水溜まり。
これがなかなか抜けません、暗渠もありませんし。
雪融けの水も溜まります。
ハーフソイラで亀裂を入れておくと、水の横移動が起きてきて、
これが圃場内の水位を一定にし、そして、根にとっても水の移動があるためよいのでは?
と勝手に思って施工しております。
地下で水の横移動が起きている、そんなイメージです。
懐の大きい土中環境とは、
例えば、雨が降ったとき、懐大きければ、雨水は下に溜まり、
土の表層は乾いているので、作業が可能になる、そんな感じです。
うちの場合、暗渠無しの圃場なので、大雨の場合逆効果で水がたまる場合もありますが、
亀裂を入れておくと、
お日様出た時の圃場の乾き方が違います。
水の横移動と、太陽熱で、一気に圃場が乾いてきます。