母さん、ごめん。②
50代独身男の介護奮闘記
グループホーム編
松浦晋也
批判を覚悟で
コメント失礼します
50代独身男性
が
認知症の母の
”生命力”に
翻弄されます
認知症介護初期
に50代だった作者も
執筆中に
還暦を迎え
数々のトラブルが発生し
感傷的になったり
感情的になったり
…
と
相変わらずの
多忙をきわめます
今回も
よくぞここまで!
と唸らされるほどの
正直さ
作者の正直ぶりに
ただ脱帽するばかり
立派です
男性の多くは
多少の差はあっても
マザコン
(炎上⁇)
…
ということばは
陳腐過ぎる
のですが
なかなか
母—息子の距離間
を表現するのに
代わりになる言葉を
なかなか思いつきません
これもまた
既成の価値観に
囚われすぎているのかも
しれませんが
母親を介護する男性が
人前で母に語気強く話しかける
その響きの向こう側にある
大好きなお母さんへの
数々の”慕情”を
目撃してきた私は
彼らに
(決して悪口ではない)
”マザコン”勲章
を
授けるべきだと
思います
…
”マザコン”
だからこそ
母の介護に
これだけ熱心に
なれるのかも
しれません
マザコン万歳
一方
筆者も文中で
妹さんのドライさ
(”シビア”という言葉を
使われていました)
を
指摘していましたが
女性(娘)の多くは
母に対して
ドライな感情を抱くのでは?
(冷たいわけではないのです)
•••
閑話休題
いずれにせよ
自分を産んでくれた人
だから
邪険にできる
わけがない
のです
介護すること
は
かつて
自分を見守ってくれた人を
今度は自分が見守ること
見守られる側の人
(子供だった自分と
老いていく親)
の
”未来の姿”は
非常に対照的で
悲しくさびしいですが
見守る側が
「見返りを求めない」
こと
を共通点と考えれば
突破口が開けるかも
しれません
不快な表現が
あったかもしれませんが
一個人の感想であり
ご容赦ください