どんな時に? どんな場所に?? 〜ぬり薬 イメージ比較〜 | ひふみのへや ~narimasu-hifuka~皮膚科専門医の備忘録〜

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皮膚科専門医(皮膚診=ひふみ)です。日々の診療で患者さんたちから学んだこと、主に「肌」・「皮膚」(ときどき「推し」)をテーマに綴ります。溢れる情報に溺れそうな時代ゆえ、信頼性の高いサイトも紹介します。
必要に応じ加筆/訂正することがあります。

 

  どんな薬? どんな場所に?

当ブログの目的・性質上

すべての人を対象とした記事づくり

を心がけておりまます。

が!

今回は とくにキラキラ

仕事に育児に大忙しの

ママさん&パパさんたちへ

心をこめてお送りします

ハートのプレゼント

 

 

”ヒトの肌”

”植木鉢の土”

例えて表現してみたい

と思います

ビックリマーク

 

超便利ピンク音符

”食品ラップ”タイプ

 

ごはんやおかずが残ったら?

とりあえずラップをかける派です。

乾燥しないし

なんとなく安心なラップ。

 

土の表面を乾かしたくない時も

ラップは大変便利。

土の水分はそのまま

ほとんど変わりません。

土の硬さも変わりません。

 

肌の表面からの水分の蒸発を防ぐタイプ

ラップで覆うようなイメージ

ぬり薬は?

 

プロペト®(白色ワセリン)

 

肌の細胞の隙間までは

保湿できませんが

肌の細胞への影響はほとんどないため

 

敏感肌の人や

肌の細胞の回復が早い人(=赤ちゃん)

向き。

 

すぐに医療機関を受診できない

何を塗ったら良いか悩んだときは

とりあえず!

白色ワセリン

(ほぼ一択)

ラブ

 

アズノール®︎=ラノリン、白色ワセリン、

+ジメチルイソプロピルアズレン(抗炎症作用)

もこのタイプですが

「抗菌ラップ」みたいな感じ。

白色ワセリンはないけど…

というときに。

 

 

”ジョウロで水やり”タイプ

 

園芸用の保水剤(吸水性樹脂)を土に混ぜると

土の粒と粒の間に保水剤の粒が入り込み

それぞれの粒が水分を吸収し

水分を十分に行きわたらせる

土が乾燥するのを防ぐことができます。

 

農園芸専用の吸水性樹脂の保水剤で水やりの手間を省くウオーターワークスは樹木移植、植生工事、植栽工事、屋上緑化、植生マットに最適で移植後の生存率を向上させ成長促進をします (meitokasei.co.jp)

このタイプは

ヘパリン類似物質系のぬり薬

ヒルドイド®︎ 

薬局でも手軽に入手できる

保湿剤ですが

かなり隅々まで行き渡る分、

敏感肌の人には刺激感が生じることが

あります。

赤ちゃんに

とりあえず、のヒルドイド…は

さんかく上三角

 

 

水やりの時に一緒に与える“肥料“タイプ

なんだか植物が元気ない…

だからなんとかしなきゃ!

のときは、つい

肥料とか使ってみたくなりますけど、

闇雲に使うと「肥料焼け」

を起こします。

このタイプは

ステロイド(抗炎症)系

抗細菌系

抗真菌系

などのいわゆる

“治療薬”

 

これらの薬も

闇雲に使うとやけど

…はしませんが

意味のある使い方をしないと

MOTTAINAI!!