「じんましん」の症状は?
典型的なのは…
突然 蚊に刺された時のような
低めの”ふくらみ”=膨疹(ぼうしん)
が 皮膚のやわらかいところに 現われます。
大きさは 粟粒ほど~手のひらぐらいまで、
色は白っぽかったり、赤かったり。
ほとんどの場合、かゆい です。
膨疹は島のように1個ぽつんと出ることもあれば、
たくさんのの島が陸続きに大陸のようになることも。
(膨疹はナンのポコポコ感に似ている!)
数十分~数時間以上(24時間以内)持続しますが
跡形無く、必ず消えます。←大切!
どちらかと言えば夕方以降にじんましんが出る人が多いですが、
他の時間帯に出ることもあります。
重症なアレルギー「アナフィラキシーショック」の際、
空気の通り道に膨疹が生じるため息苦しさとして症状を
自覚される場合があります。
蕁麻疹の出るしくみ
①何らかの刺激によりヒスタミン(かゆみのもと)を出す細胞から
でてきたヒスタミンなどが 皮膚の浅いところの血管の壁に一時的な隙間
をつくります。
②この隙間から血液の液体成分がもれて、
皮膚の浅いところが一時的にむくみます=じんましん完成
じんましん全体の中で原因がわかるものは3割ほど、
じんましんの約7割が原因不明です。
ですが、ヒスタミンが関与しているので
抗ヒスタミン薬の内服がかなり有効です。
相性の良い薬を見つけるのが近道です。