逃げたかった。

いろんなことから。


アタシを知ってるすべてから。


逃げたかったんだ…。


消したかった、自分のこと。


愛したことも、

愛されたことも、

すべて…。


ただ一つ…

未だに胸を締め付ける、

この想いをのぞいて…。


会いたい。


夜は…ツライ。


花火なんて上がるから、

夏を感じちゃったから、


君とメールしたこと、

思い出しちゃった…




夏だった。

あの時も、夏だった。



遠い昔の夏の記憶なのに、

残り香がまだ心を纏う。


花火の火薬の匂いに混じって、

酔いそうになる。



眠ろう。


眠ろう…。


蝉の声で目を覚ます。


あつい…



もう、たぶん、これからもずっと…


夏が来るたび、

君を思い出す。


一人、想う。


蒼い朝焼けに、


オレンジ色の夕日に、


すべてに想いを馳せて、


想うんだろーなー。



もう、こわれそう…。

溶けちゃいたい…。


とけちゃいたい…。