韓国シネマ留学)尹東柱生誕100周年 | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

修士論文のテーマが決まりました。

在日コリアン関連はゆるぎないですが、劇映画でなく、ドキュメンタリーのほうです。

これまでやってきたことの延長線上で、お知り合いの皆さんにもご協力お願いすることがかなりありそう。

個別にご連絡しますが、よろしくお願いします!

教授は「1月末までにざっと資料を集めて、目次を出すように」とのこと。

冬休みとか言ってられないようです。

 

さてさて、本題です。

今年は、詩人尹東柱生誕100周年の年です。

誕生日の12月30日、出身地(中国の延辺)で開かれる記念行事に参加することになりました。

 

詩人尹東柱誕生100周年日中韓行事

「尹東柱と彼の時代」

 

というもので、

12月30日は、午前中、尹東柱の通った中学校や詩碑などを訪問。午後は故郷の家を訪問し、お墓参り。夜は講演と座談会。

 

わたしは専門家ではないんですが、新聞記者時代に同志社大学の詩碑や映画「東柱」の取材をしていたこともあって、日中韓の座談会に参加することに。日本の専門家が参加できなくなって、代打です。かつて『尹東柱評伝』は読んだんですが、たぶん韓国語で話すだろうし、時間のない中でもなんか準備しようと思って、こんなの買って読みました。

 

 

小学生向けですが、けっこうしっかりしてる。

そして、ずっと行こうと思って行けてなかった「尹東柱文学館」にも。

 

 

最寄り駅は景福宮駅ですが、駅から歩くのはちょっと遠くてバスで。

2012年にできたそうです。

日本の警察に押収されたまま行方知れずの物が多く、展示はそれほど多くはないですが、学生時代の写真など、彼の生涯が垣間見える展示になっています。

 

詩集『空と風と星と詩』を出そうとして(日本統治下では出せず、亡くなった後に出版されました)、冒頭に書いた『序詩』。

何度読んでも、いいな。

韓国語ですが。

 

서시

 

죽는 날끼지 하늘을 우러러

한 점 부끄럼이 없기를,

잎새에 이는 바람에도

나는 괴로워했다

별을 노래하는 마음으로

모든 죽어가는 것을 사랑해야지

그리고 나한테 주어진 길을

걸어가야겠다

 

오늘 밤에도 별이 바람에 스치운다