プチョンでもうちょっと書くつもりが、その後急きょ軍艦島に行くことになり、もうすっかり頭が切りかわってしまいました。あはは。
「軍艦島」公開にあわせて、いくつかのメディアに書きますが、まずは今週土曜、京郷新聞のコラムから。
中央日報のコラムも今週土曜で、しかも全面書き直しまで求められて、軍艦島から帰って余裕ゼロでした。
書き直したコラムを夕方送信して、夜は、映画のビジネスを学びにソウルへ。
ソウル市城東(ソンドン)区が主催する「映画ビジネス専門人力養成課程」なるところへ。正式な受講生でなく、知り合いを通じての聴講ということで。7月11日から始まってたんですが、今日やっと初参加してきました。
実務に特化していて、大学では学べないような授業。なかなか貴重な気がするので、メモ代わりに今日の授業内容をさくっと書きます。
今日は、「配給」がテーマ。
映画のクレジットで最初に出る「提供(제공)」はメインの投資者。
最近の傾向としては、大手配給社がメインの投資者でもあるというパターンが増えている。
損益分岐点は、基本的に、客単価(1人当たり)3300ウォンで計算する。なんで3300ウォンなのかは不明。大体チケット1枚8000ウォンとかやねんけどな。
とにかく、例えば、今年最大規模の「軍艦島」の場合、
制作費225億ウォン、マーケティング費42億ウォンで計267億ウォンとして、267億÷3300≒809万という計算で、809万人動員できればもうかるということ。
809万人って、すごい数字ですよね~
10年前まででも、100億ウォン規模で騒がれてたのに、どんどん韓国映画の規模が大きくなっている。
その理由は、規模が大きいほど投資が集まりやすいから。
韓国では、韓国映画が映画市場の50%以上を占有していて、海外の作品は中小の配給社が扱うことが多い。海外作品の輸入本数は増え続けていて、2016年で1200本ほど。これまたすごい数。でも、全然存在感がないのは、IPTV(インターネットテレビ)のため。韓国ではものすごい普及してます。流通のために10館とかいう規模で公開するケースも。これ、日本で韓国映画が最近そんな感じですよね。意外とDVDはいっぱい出てて、劇場公開作としてDVD出すためにほんの一部の劇場で一瞬公開、という。残念でならない。
映画の買い付けは、海外の映画祭と共に開かれるマーケットで。主なものは、スケジュール順にベルリン、香港、カンヌ、ベネチア、トロント、AFM。ベネチアはマーケットがなくなりつつあり、最近脚光を浴びてるのは、トロント。上半期最大がカンヌ、下半期がAFM。AFMは映画祭でなくマーケット。
10年前までは、映画祭で作品を見て、どれを買い付けるか決める余裕があった。最近は、どんどん早めに買うようになっていて、シナリオ段階で買い付けるケースも。リスクがある。
日本は韓流ブームで一時韓国映画の大きな市場だったが、高く買っても動員できないケースが続いて、どんどん値段が下がった。
動員が見込めるのは、12月、1月、2月、7月、8月。冬休み、夏休み期間です。特に7月末。7月末公開作は、配給社としては最も動員を見込める作品。ということで今週公開の「軍艦島」は大本命ということです。その次は12月下旬。クリスマスの頃。
などなど。マニアックですみません。でも個人的には気になってたことばかりで、勉強になりました。聴講なので、気軽に行ける時に行きます。1回3時間、週3回。夏休み終わったら厳しいかな~
