こないだの土田真樹さんのトーク@チェッコリの件でコメントをいただいたので、ちょっと補足。
日本と韓国の映画の観客動員数の差、だいぶ前から気になってました。
人口は、日本が1億2700万人、韓国が5千万人ぐらい。
なんですが、
韓国はほぼ毎年のように1000万人超を動員する大ヒット映画が誕生する一方で、日本は2010年以降で1000万人超動員したのは「アナと雪の女王」ぐらいです。歴代の上位はほとんどアニメか洋画。
なんでこんなに差が、と考えると一番に思いつくのは映画の値段。
韓国ではどんどん上がってるとはいえ千円ぐらい。
日本は1800円ですよね。
他の物価はかなり近づいてるので、映画の2倍近い差はかなり大きい。
お茶代なんか韓国の方が高いですしね。
日本はDVDで映画を見るという文化があるので、作る側はチケット代以外にそっちの収益も見込めるけど、韓国はほぼDVDで見る文化はないに等しい。
おそらく劇場で見てもらってなんぼ、という世界なので観客動員にものすごく力を入れる。
予算は国からも出てるというのは聞きますが、それは自分でまだ調べられてないので今後の課題とします!
来年は韓国の大学院で映画の勉強をするつもりですが、予算や教育など映画産業全体を日本と比較してみたいな~と思ってます。
【おまけ】
今年の釜山国際映画祭、日本からの映画人がすっごい豪華。
単に映画祭ホームページを自分のために整理しただけですが、以下のような感じです。
ホームページに出てない方々もまだまだいらっしゃると思いますが。
すごいですよね。
どうしちゃったんでしょう。
★是枝裕和監督:特別対談
★黒沢清監督:ガラプレゼンテーション「ダゲレオタイプの女」
★新海誠監督:ガラプレゼンテーション「君の名は。」
★神木隆之介:同上
★黒木瞳監督:アジア映画の窓「嫌な女」
★深田晃司監督:アジア映画の窓「淵に立つ」
★西川美和監督:アジア映画の窓「永い言い訳」
★山下敦弘監督:アジア映画の窓「オーバー・フェンス」
★オダギリジョー:同上
★樋口真嗣監督:オープンシネマ「シン・ゴジラ」
★行定勲監督:ミッドナイトパッション「ジムノペディに乱れる」
★板尾創路:同上