ファン・ジョンミンの映画はほとんど見てると思ったら、抜けてるのありました。
それも、「王の男」「王の運命」のイ・ジュニク監督作。
「雲を抜けた月のように」(2010 原題:구르믈 버서난 달처럼)
へらへらした盲人なのに剣術にたけた役。
いい味出してます。ファン・ジョンミン。
さすが。
「王の運命」が良かったと友達に言ったら、「暗くてあんまり好きじゃない」と。
うーむ、それはそうかも。
コミカルなファン・ジョンミンの演技、見てるだけで楽しいもんな~
そういう軽さもほしかったかな、「王の運命」。
とはいえ、圧倒的に「王の運命」の方がいいのは間違いない。
「雲を抜けた月のように」の原作は漫画。
原作の方がいいという声が多いようです。
ジョンハク(ファン・ジョンミン)も、モンハク(チャ・スンウォン)も、実在の人物だそう。
二人の演技は申し分ないんですけどね。
時代背景は、1592年、壬辰倭乱の頃。
日本で言う豊臣秀吉の朝鮮出兵ですね。
日本軍と戦って国を守るはずのモンハクですが、いつしか王座を狙う野心の塊に。
モンハクの裏切りで友を殺されたジョンハクはその敵を討とうとするが……
映画に出てくる王の器の小さいこと小さいこと。
その王がまた、逃げちゃうんですよね。
モンハクがたどり着いた先に、王はいない。
誰もが何のために戦ってるのか、いまいち分からない。
複雑な対立関係は、ある意味この時代を表してもいるんでしょうが、映画としては誰に感情移入していいのか分からず、ちょっと厳しいですね。
二人の秀逸な演技がもったいないな~
にしても、秀吉の朝鮮出兵って、日本では歴史のほんの一部みたいな扱いやけど、こうして朝鮮側の視点で映画で見ると、国を揺るがすとんでもない出来事やったんやなぁ。
それが一番の感想だったりします。
