昔のリタイアのことと今 | なりの日記

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看護師です。阪神大震災後からゆるりクリニックで働いてきてます。第二子妊娠により休職中で子育て真っ最中です。

私が産んだ病院は、私が20年以上前に看護師の研修でお世話になった病院でもありました。


母乳指導の厳しさは有名で、自然分娩を強く推奨する病院でもあり昔ながらのお産方法で厳しいと有名でした。


でもしっかりと授乳のできるおっぱいにしてくれるので、授乳指導のあらゆる工夫なんかも教えていただきました。

明るい雰囲気の病室で活気があって厳しくも優しく熱心に付き添う助産師さんで溢れかえっていました。

指導者が良いのでまたさらに新たな助産師の卵があつまる良い循環がうまれてましたしここで働けたらなぁと思いながら当時奨学金を借りていた病院での御礼奉公のため違う病院での勤務が決まっていました。


案の定ひとフロア100床はあるのに病棟に勤務あたりの助産師は2人のみ後は看護師でまわすのです。

こわいですよね。さらに言うなら在日のひとの帝王切開希望のお産の多いこと。


術後管理が多い上、当時外科病棟から入りきれなかったラパタン(腹腔鏡下胆嚢摘出術)ごのオペ後管理も混ざるし白内障の点眼処置なども混在します。


当時12人受け持ちは当たり前で、新人でも最低8人は受け持ちでした。


看護学校で勉強してた間にも聞いてはいたものの看護師が本当ならしてはいけない内診も、ベテラン?主任さんはやっていたし、先輩も。。。


私は怖すぎてすぐにやめる決意をしましたが、今になってもそれが正解かなぁと思っています。


はじめに勤務する病院がこの私の出産した病院だったなら長く経験を積めてたのかなぁ?と、悔やまれます。本当に手厚い指導で内診は新人さんの分まで余分にすることになるので痛かったですけど、是非是非その先輩の指先の感覚など実際に進展度がどんな感触なのか覚えてほしい一心で我慢しました。

いいなぁ。ここの新人さんいいなぁ。と内心思いながら。


助産師学校進学まで考えに至ってたかもしれない。たらればですけども。


強い意志を持ってしっかりと経験を積み知識を積むのはどの科でもできるので、私のできる範囲での内科診療のなかでの知識は高めてきたつもりです。一緒に携わってきた知識高い先生にもたくさん知識や患者さんへの健康指導の引き出しを分けてもらいましたし。


だからまた子育てがひと段落したら勤めに出たいと思っています。