コロナ禍の出産の孤独感と痛み | なりの日記

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看護師です。阪神大震災後からゆるりクリニックで働いてきてます。第二子妊娠により休職中で子育て真っ最中です。

コロナ禍の出産って孤独です。分娩室入室直前にパパ到着して立ち会いになったものの、それまでの分娩の進行って助産師さんがいなくなったら暗い部屋でひとり陣痛の強弱に耐える作業になります。

いきみ逃しする呼吸にも肩にも腰にも力が入ってしまって陣痛が次来ると思うたびに怖くなってきます。余計痛く感じるしパニックになりそうになって思わず助産師さんの手を握らせてもらってました。



とにかく誰か居て!


1人目のときは20時間超えたもののパパがそばで腰をさするか何かしてくれてると言うのはこんなにも心強いことだったのかと痛感しました。あの時1人で産んだんじゃないんだなってあらためて2度目にして思う。


スタッフ時代ではなく学生さんの時って、他の仕事と同時進行だったりと言うことがないので常に産婦さんに付き添えるわけですが、その付き添った分娩介助をさせてもらったあとに丁寧なお手紙を頂きました。


今ならそのしたためたくなった気持ちがわかります。ずっと付き添ってもらえることの存在の大きさ。わかります。


スタッフとしてはもう産科では使いものにならないですが産婦さんにとって一瞬でもそんな存在になれてとても光栄におもいます。


コロナ禍で寂しい辛いお産を経験した方たちにもどうか、出来るだけ訪室してあげるよう多くの病院ができる限り努めて欲しいものです。


というかコロナよ収束を願います。