当鉄道に在籍している2輌のDE10です。
左がT社製、右がK社製のDE10です。
T社製の方は前回、タイヤゴム欠損が発覚しましたが、
代用パーツでなんとか復活しました。
片やK社製の方はといえば、不調のため現在では
T社製の予備車的な扱い。
休車状態でほとんど走らすこともありません。
もともと当鉄道の機関車は標準採用してるカプラーが
マグネマティックナックルのため、K社製オンリーで
T社製機関車は一部例外(旧ED62)を除いて在籍して
いませんでした。
K社製DE10の入線は 2021年7月の入線です。
ヤードの入れ替えや客貨車の牽引、期待の万能機として
入線しました。
導入当初の様子です↓↓
KATOのDE10 | けろしんのブログ (ameblo.jp)
導入当初はスローも効くし絶好調やったんですが、
半年ほど経つうちに調子がイマイチになってしまいました。
動きがギクシャクしたり、突然引っ掛かるようにして停止、
そのまま動かなかったりあきらかにおかしい
試しに『K社 DE10 不具合』 でネット検索してみると
色々でてきまして 皆さま苦労されとるようですね。
構造上の欠陥による初期不良?との指摘もあるようですが、
まぁ ウチの個体に関しては最初は調子がよかったので
初期不良ではないと思われますが、不調になった原因が
わかりません。
当時、何度かバラして点検したり、原因を調査して
みたのですが結局わからず仕舞いでした。
感覚的には通電不良が起ってる気がしたので
集電シュー周辺を重点的に清掃したり、
アタリを調整したり色々やってみたのですが、
症状はほとんど改善せずでしたわ。
復調はなかば諦め、K社製DE10はほぼ休車状態に
そんな中、T社製機関車にも簡易な加工でマグネマティックナックルカプラーを取り付けられるという情報を目にし
T社製機関車もアリかなと考えてた矢先、
2022年9月 ちょうどT社からDE10が発売となったので
試しに購入してみることにしました。
JR仕様となってますが、まぁ細かいとこは気にしません。
当鉄道初のT社製DE10は絶好調でスローも効く他、
マグネマティックナックルカプラーのレスポンスもエエので
当鉄道主力入換機となりました。
逆にK社製の方は走らすとストレスが溜まるので、
専ら扇形庫のお飾りとなってしまいました。
で、今回 そのT社製DE10に不具合が発覚、
パーツ代用で不具合は改善しましたが、
整備ついでにということでK社製DE10も
ダメ元でもう一度分解して
不調の原因を調べてみることにしました。
K社製DE10の分解清掃をすすめていくうち、
車輪の付け根の部分にちいさな糸くずのようなものが
付着しているのが見えたので
車輪をシャフトから外してみたら…
細かい繊維状の埃がびっしり
ビックリしましたわ~!
前回バラした時、どうやら見逃してたようです。
ちゃんとバラシて清掃してへんや
ないかぁ~い✋ってツッコまれそうですが。。。
上図はK社の集電の仕組みの略図です。
車輪先端のピボットを介して集電シューから
電気を得る構造になっております。
シャフトと車輪は密着してるので間にゴミや埃が
かむことはなさそうです。
これに対してDE10はこんな感じです。
車輪のフランジとシャフトの間にビミョーな隙間(凹み?)があって、集電シューはこの部分にあたるような構造になってます。
図では目立つように繊維状のゴミを赤で表現しましたが、
こんな感じで細かい繊維くずが残っていたのを
おそらくシャフトに隠れるように見えず
見落としていたんやと思いますわ。
前回分解時、集電シューと車輪の清掃、アタリの調整は
行いましたが、車輪をシャフトから抜くことはせず
でしたからね。
きっとこの埃だか繊維状のごみが時々悪さをして
集電不良を誘発、
スロー走行時にギクシャクしたり突然止まって
動かなくなったりしてたんやと思いますわ。
というわけですべての車輪をシャフトから外して清掃を
しました。
ついでに集電シューやギア等もパーツクリーナーで洗浄
ギアには少量の油をさしました。
で、あらためて車体を組みなおして運転してみると…
今までの不調がウソのよう軽快♪に走ります。
起電圧やスローはT社製には劣りますが、
筆者的には問題ナシのレベルに復活しました。
動画でも録ってみました。
このあと客車を牽かせたりもしてみましたが、
特に問題なさそうです。
K社製DE10もついに復活?
なんや積年の胸の痞えが下りてスッキリしましたわ~♪
復調した2輌のDE10です
2輌とも、万能機としてこれからも当鉄道で
活躍してくれそうです。
それでは また