子はかすがい | 妊娠の神様に嫌われた女

妊娠の神様に嫌われた女

妊活中の成果はいつも天文学的に悪い方の数字を引いてしまう。受精•着床不全、初期流産、子宮奇形…そして染色体異常の我が子を中期中絶。そんな私に不妊治療を続ける資格はあるのだろうか。

妊娠したことは仕事場の人と、身内と友人1人にしか言っていなかった。報告は『羊水検査の結果が出てから』と決めていたから…ズルいね。


だけど、家の近所の奥様達にはバレていた。普段昼間は仕事でいないはずなのに、最近はよく見るし、服装もゆるやかになって、お腹もポッコリしてきたね、って噂になっていたみたい。


今日もある奥様達に言われた。


『仕事辞めたの?』
『おめでたなんだって~?』
『出産予定日は?』


悪い人達ではない。嫌いな人達でもない。だけど…キツかった。グッと堪えて「ダメだったんです」と伝えた。『ダメ』って何?と思いながら。


「子供なんていたらいたで大変よ」
「どんな時でも構わず泣くし」
「自分の時間なんてない」
「お洒落なんてできない」
「子供だけが全てじゃない」
「夫婦二人で贅沢できる」


もう胸が張り裂けそうだった。慰めてくれていることも、子供が出来たらまた違う苦労があることも分かる。


結局、奥様達は子供の話で盛り上がり、「ママー」と呼ばれるその声に満面の笑顔で手を振っていた。とても幸せそうな当たり前の日常。


── 子はかすがい


神様…

それでも『子供』が欲しいよ。


子育てで苦労している人から言わせれば『分かってない』と『甘い』と思われるかもしれない。


だけど…

私はその『苦労』がしたいよ。
お洒落なんてできなくていい。
贅沢なんてしなくていい。
自分の時間を子供に費やしたいよ。



── 子はかすがい


そう感じてみたいよ。

ねぇ、神様…。


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