羊水検査陽性時の約束 | 妊娠の神様に嫌われた女

妊娠の神様に嫌われた女

妊活中の成果はいつも天文学的に悪い方の数字を引いてしまう。受精•着床不全、初期流産、子宮奇形…そして染色体異常の我が子を中期中絶。そんな私に不妊治療を続ける資格はあるのだろうか。

羊水検査をすることは、妊娠前から決めていた。流産・破水という0.3%のリスクがあるにしても。

クアトロ検査は受けなかった。

確率論にはいつも裏切られてきたし、例え1/295のカットオフ値でも、私は不安を持ちながらイライラ過ごすことになる。『確定』でなければ安心できない。



妊娠するまでは『羊水検査=堕胎』だと思っていた。だけど、実際に身篭ると、その確固たる考えがグラグラに揺らいだ。


『お腹の子を殺すの?』


事前に障害があることがわかれば、物質的な準備もできるし、心構えもできる。何があっても産みたいと思う気持ちが湧いてきていた。



不妊治療を2年もしてきて、中期中絶を選ぶなんてナンセンス。例え、染色体異常があったとしても待ちに待った赤ちゃんだ。

旦那は明確な答えを持っていたので、私が『障害があっても産む』という判断をすれば、間違いなく離婚の道をすすむだろう。



ずっと考えていたことがある。

子供がいない人生を選択するって、私達夫婦にありえるのだろうか。ずっと望んできたのに諦めて「これから二人で仲良く」ってできるのだろうか。


偽善的な表現だけど、堕胎を選ぶのであれば、その責任の重さを身に刻み、『一生子供は作らない』選択をするべきなのではないか。今も正しい答えは分からない。


だけど自分勝手な都合で、旦那の将来まで巻き添えにすることもない。私には女性としての限界があるけど、旦那にはまだまだ可能性がある。若い女の子と再婚して、念願の子供を抱くことだってできる。


『もしも堕胎を選択する時が来てしまったら離婚しよう。』


旦那は笑っていた。
「2人の生活でもいいやん」と。

だけど一向に笑わない私を見て、言葉をなくしていた。



他にも離婚を選択する理由はある。

責任をとった”フリ”に見える?
反省している”フリ”に見える?

そんなに簡単なことじゃない。