不妊治療に関しては、理解ある方だと思う。不妊治療は高価だし、そこに家庭のお金をつぎ込むのは『無駄だ』と反対する人も少なくはない。
不妊治療自体に嫌悪感を持つ人や、倫理的に受け入れられない人いる。
事実、私を不妊治療に誘ってくれた友人は、卵管閉塞・狭窄で、自然妊娠は限りなく難しい。
彼女は旦那に現状説明し、体外受精がしたいと説得するも、『お金が無駄』『やってりゃできるでしょ』『大体、倫理的にどうよ』…こんな感じ。
無理やりセミナーに連れて行くも、『採精は無理』で終わった。
私が二年経っても妊娠・出産ができないことで、余計に不信感が募ってしまったようだ。
そんなご夫婦もいる中で、私の旦那は『体外受精なら可能性あるんやろ、すぐやろう』と前向きだった。
夫婦カウンセリングにも率先して参加してくれた。わからないことを調べるのが好きな性格のため、手法とか確率とかよく勉強している。
だけど『男が持っていない臓器の仕組み』を理解するのは難しいようで、子宮や卵管の絵や、卵子と精子の受精の流れを何度書いたことか。
それでも何度でも説明したし、何度も覚えようとしてくれた。
『生理痛の痛みはどんな感じ?』と聞かれれば、腰にある痛いツボを押しながら、腰全体を圧迫し、苦痛で顔色が変わるまで虐め続けた。
内臓(子宮)の痛みは…『下痢でトイレに行きたいのに、肛門がコンクリートで蓋されて、もがき苦しむ感じ』と例えたら、腸の弱い旦那は本気で真っ青になっていた。
文字だけで理解するのは難しい。旦那には、耳で記憶させ、イメージを脳に焼きつかせ、体で覚えさせることが有効だった。
それ以来、生理の日はとても優しい。
タイミング療法や人工受精の説明は、絵を描いて説明するのに加えて、YouTubeで面白くて分かりやすい映像で覚えてもらった。
役立ったお気に入り動画↓
体外受精周期に入ると、受精卵の分割の仕方を必死に勉強していた。ありがたいことだ。
では、旦那の何が不満なのか。
彼は『人の気持ちを理解する』力が弱い。痛みはなんとなく理解できても、女性がどのような精神状態になっているのか察するのが苦手。
妊活に限らず、人間の絡み全てにおいて理解力が乏しい。だからこそ、見せかけの優しさ(言い方は悪いけど)は出来ても、本当に欲しい優しさをくれない時がある。
ようは、少々おズレな人。
彼の長所であり短所。
今まで出会った人は ”それら” を教えてくれなかった・教え続けてはくれなかったんだろう。
一緒にいる年月が増えるほど、改善されてきたし、彼自身が理解力が乏しいことに気付いたので、ひとつずつ覚えていってもらうようにしている。
…とても根気がいるけど。
そんな旦那との『ある約束』。
羊水検査を受けると決めた時、
『染色体異常なら離婚しよう』と。