中期中絶〜退院と体調と思いと | 妊娠の神様に嫌われた女

妊娠の神様に嫌われた女

妊活中の成果はいつも天文学的に悪い方の数字を引いてしまう。受精•着床不全、初期流産、子宮奇形…そして染色体異常の我が子を中期中絶。そんな私に不妊治療を続ける資格はあるのだろうか。

中期中絶手術が終わり、その日のうちに退院。激痛がある訳ではないが、力が入らない。『打ちのめされた感』でいっぱいの退院だ。

長い間通い続け、長い間待ち続けた『出産』がこんな形になってしまったなんて、なんとも言えない虚無感しかない。


本当なら家族全員が幸せの笑顔で、柔らかい空気に包まれて、産まれたての生命を囲んでの退院だったはず。

ふらつく体を旦那に支えられ、まだ膨らみの残るお腹を押さえての退院。

某有名な不妊専門クリニックで、この光景を見たら、間違いなく『中期中絶』とわかる。流産ならフラフラと歩き、泣き腫らした顔の患者を退院させない。


異様な空気を醸し出している家族が、エントランスから出て行く姿に視線が注がれているのがわかる。


もうこんな悲劇は繰り返してはいけない。だからもう、私は子供を望んではいけないのだろうか。

中期中絶を選んだ夫婦は鬼畜だから、二度と子供を抱く夢を持ってはいけないのだろうか。

どちらにしても『中期中絶』を選択した時点で、旦那との離婚を検討している。それが私がこの選択をするにあたっての決意だった。



帰宅後の体調としては、出血量は思ったより少ない。もっとドパーっと出るかと思ってた。生理痛のような痛みはあるけど、先程までの痛みで感覚が麻痺しているからわからない。

ただ、ふくらはぎから足首、腕から手首、ほっぺたが痺れて仕方がない。こっそり飲み続けた大量のロキソニン(鎮痛剤)の副作用だろうか。



よく『出産の痛みは産んだら忘れる』って言うけど、私には今回の痛みを忘れるだけの対価…宝物は ”ココ” にはない。


私は一生、今日という日を忘れない。