中期中絶〜ラミナリアと風船挿入 | 妊娠の神様に嫌われた女

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妊活中の成果はいつも天文学的に悪い方の数字を引いてしまう。受精•着床不全、初期流産、子宮奇形…そして染色体異常の我が子を中期中絶。そんな私に不妊治療を続ける資格はあるのだろうか。

中期中絶手術の詳細や心境を書いています。閲覧は自己判断でお願いします。

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朝9時、3回目のラミ挿入。

本来ならここで一旦帰宅し、夕方に再度受診予定だったけど、朝から入院させてもらうことに。


【処置③:ラミ入れ3回目】
昨日から生理痛の酷い感じで、お腹がかなり痛くてロキソニンが効かない…効いていてコレなのかもしれないけど。

挿入したラミは7本。

できるだけ力を抜いて処置を受けたためなのか、子宮口が開いてきたせいか、今回のラミ入れ直後から痛みが少しマシになっている。本数が増えたのに…不思議。



【処置④:風船挿入と牽引開始】
やはりラミ7本では風船が入るだけの大きさにまで開かなかったようだ。指で押し込めず、胎盤鉗子で風船を破かないよう、そろりそろりと入れてくれた。

風船を指でねじ込もうとしている時は痛かったけど、鉗子に変えてからは痛みはほとんどなかった。再ラミという方法もあっただろうに、鉗子の1番小さいやつで処理してくれてありがたかった。


一度、個室に戻り、夕食後から牽引開始。牽引前にトイレに行くと、多くはないけど出血していた。


牽引方法はものすごく原始的なもので、風船についているチューブとオモリ(小さなペットボトルのような容器)を紐でくくり、ベッドの足元に落とす形。

これから牽引終了まではトイレにはいけないため、ナースコールが必要。

牽引直後からジワリジワリと重い痛みが出始め、牽引開始からまだ1時間しか経っていないのに、酷い生理痛どころではなく、体温が上昇し、普段かかない汗でビッショリだ。
これを一晩…1分1分増えゆく痛みは恐怖以外のなにものでもない。



下記はこの処置の詳細。
子宮の中に水風船のようなバルーン(メトロイリンテル)を入れ、それを牽引することで子宮収縮を促し、頚管をさらに拡張させる。

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バルーンはしぼんだ状態で子宮内に挿入。バルーン内に150mlの蒸留水を注射器で注入していき、一晩かけて400gのおもりで牽引、子宮頚管を開大させる。

バルーンが脱出したら、子宮収縮を促す薬剤(プレグランディン)を使用して人工的に陣痛を誘発させ、麻酔はせずに出産と同様の形で胎児を娩出。



通常の分娩と違うところは…

殺すために産む…ということ。


痛い、怖い、なんて言ってはいけない。赤ちゃんは準備のないまま外の世界に放り出され、明日の今頃には命を絶たれるのだから。