不妊治療は月日が経つにつれ、大変なものになる。治療に伴う身体的苦痛の度合いはもちろん、終わりの見えない治療に対しての精神的苦痛。
中でも金銭的苦痛は大きい。
旦那に金銭的な文句を言わせないために、1円も出させないと決めた以上、自分で働き、治療費を稼がなければいけない。
初期は保険診療内がほとんどだし、保険外の検査でも数万で済むので大した痛手ではなかった。
体外受精に入ったら一変し、普通に10万単位でお金が飛んでいった。
採卵・卵子活性化・顕微授精・凍結…このセットで60万。
そして移植。
孵化(アシステッドハッチング)・移植で15万オーバー。
1度目の採卵は、卵子が取れなかったので、次周期も再度採卵のため、高いお金が連続して必要になった。
2度目の採卵では1個が正常授精したので、新鮮胚移植するも着床せず。ここで受精障害が判明する。
ストックの受精卵がないため、またまた採卵周期に突入。3度続けての高額支払いは、金銭的にも心身的にもかなりキツかった。
3度目の採卵では、卵子活性化を施したため受精率が上がり、3つの受精卵ができた。内ふたつは胚盤胞。これで2周期分の移植が可能になるも、やはり着床せず。
4度目の採卵では金銭的限界が見えてきた。これが最後の採卵だ…と。結果、胚盤胞が7個ができた。初期胚盤胞や一部コンパクションなどを含めると凍結胚は11個になった。
2度目の採卵まではストックできる受精卵がなかったので、当然凍結代はかからない。3度目もストック数が少ないので凍結代としては大した金額ではなかった。
しかし、お金の底が見えてきた4度目の採卵時、ストック数は11個。年間での凍結代がかかるので20万弱支払った。これは誤算だった。
全財産を不妊治療にかけられるわけもなく、残りの貯金では一度しか移植しかできない。
3回分の助成金(府→計45万、市→5万)が下りるのを心待ちにした。
体外受精をした8割の人は、3回目の移植までで妊娠するらしいのに、私はすでに4回目。着床すらしなかったこともあり、かなり追い込まれていた。
4度目の結果は…
待ち望んだ陽性反応!
この妊娠が今回の妊娠だった。
喜びの陽性反応から4ヶ月後、待ちに待った奇跡の我が子はダウン症を患っていたんだ。