自分自身がダウン症の子を身ごもり、初めて真剣に考えた。単純に子供が欲しいなら、障害の有無は関係ないんじゃないか…と。
ましてや不妊治療をしておきながらも、中期中絶を行うなんて、頭がおかしいんじゃないかとも。
ダウン症について検索し、たくさんのブログや掲示板を見た。
その中で一番印象強かった言葉…
天使はいらない
欲しいのは人間
…強烈だった。
いろいろ突っ込みたい言葉ではあるが、否定はできない、そのとおりだった。
そもそも私は『ダウン症は天使』という言葉が嫌いだ。天使なんかじゃない、ひとりの人間だ。
天使のような…という比喩ってこと位わかるけど、その例えが嫌いなんだ。
我が子の可愛さを『天使』で表現するのはわかるけど、『ダウン症=天使』はおかしい。
おかしいと思う私がおかしいのだろうか。そんな私だから、神様は私にダウン症の子を身篭らせたのだろうか。
今、お腹の中にいる21トリソミーの女の子は、私に何を教えようとしているのだろう。
少なくても、我が子には我が子の使命があるはずだ。私はその使命をしっかりと受け止めなければならない。
…あと数日で、私はひとつの命を消すのだから。