ラーメン二郎神田神保町店に行きました。
2021年8月10日のことです。
この日も個人的夏休みの真っ只中だったのでヒマに任せて自転車(クロスバイクモドキ)で相当な距離を走る事に決めました。
羽田空港からグイグイ北上して天王洲アイル付近。
空の青色が濃いような、そして真夏の太陽がギラギラと地表を灼いていたのを思い出します。
そして色々回って(かなり省略)夕方あたりにラーメン二郎神田神保町店の行列に並んでいました。
何だかそこはかとなく怪しいダークな雲が空に覆いかぶさっていて、夕立ちやゲリラ豪雨が心配になって来ます。
昼間のギラギラした時間に薄っすら雲がかかるくらいなのがこの季節には丁度良いのに、昼間は茹だるような猛暑で夕方ににわか雨やゲリラ豪雨の心配なんて極端過ぎる・・・。
お願いだから帰宅するまで降らないでください。
この時にあいにく小銭を持ち合わせていなかったので1000円札を1枚財布から抜いておとなしく順番を待ちます。
やがて食べ終わったお客さんが満足げでありながらも若干苦しさも差し込んでいるような複雑な表情を浮かべて店内からパラパラと出てきて、前々ロットの5人全て出払いました。
その後に接客態度のとても良い後半営業担当の助手さんからおいでおいでと店内に招かれます。
大盛や豚入り(売切れ)の食券も用意されてあいますがそのあたりを見ること無く一直線で小ラーメンのボタンを押しました。
返す手で塩蔵生姜やうずら玉子という100円サイドメニューのボタンもプッシュ。
食券3枚とお釣りの50円玉、冷水機で汲んだ水を手に持って指定されたカウンター席に座ります。
厨房で麺上げしている大柄なベテラン助手や2階で作業されて時折1階に降りてくる店主さんと会話はほぼしないで挨拶だけを軽めに交わします。
レンゲを自宅から持ってくるのを忘れてしまいました。
そこそこ後悔しています。
ベテラン助手さんは淡々と無駄の無い動きでオペレーションをしていて、麺少なめ固めとリクエストした僕のラーメンから提供してくれました。
小ラーメン(麺少なめ固め)750円+ニンニク少し+塩蔵生姜100円+うずら玉子100円です。
スープのラインと豚の置かれている角度から麺量が余裕を持って完食出来るレベルだと直感で把握しました。
店主さんの考えている「少なめ」や「半分」はコチラの思っている「少なめ」や「半分」では無いことが往々にしてありますが、ベテラン助手さんの「少なめ」や「半分」は比較的コチラ寄りの感覚なんだと思います。多分。
とは言うもののお腹いっぱい限界ギリギリまで食べきる満足感も味わいたいと言えば味わいたいような気もするのですが・・・・。
さて、ニンニクは少しというリクエストでこのくらい。適量です。
遅い時間帯だからなのか脂が回っていて、表層には細かい背脂と液体油が浮いているという神保町版乳化スープとなっています。
レンゲを持って来なかった事を改めてガッツリ後悔。
豚は見るからに柔らかそうな肩バラ肉で大きさも厚みも申し分ありません。
スゴく頑張れば麺量も減らさないで豚入りにしも完食出来ると思いますが、何となくアタマで「そこまで頑張る事ないだろう・・」と思ってしまっています。
上でも書いたギリギリ完食したあの満足感と達成感みたいなモノは確かに結構気持ち良いのですが、良く考えるとそれ同等かそれ以上に膨満感とグッタリ感も押し寄せてくるからなぁ。
そんな感じで少なめをリクエストした麺を効率よく食べる為に天地返しを行いました。
レンゲが無くても割り箸で無くても神保町の麺は返しやすいような気がしています。
麺打ちのプロである助手さんが魂を込めて打った麺はボソッっとした低加水麺独特の食感が噛んだ瞬間に感じられて、中心に行くに従ってグミグミ感が増して行くといういつもながらにナイスな仕上がりになっていました。
麺の太さも縮れ具合も茹で加減もバッチリで丼と口を往復する右手の動きを止められないくらいで。
ふと我に帰るとサイドメニューの塩蔵生姜やうずら玉子が手つかずの状態で丼の横で今や遅しと出番を待っていたので、慌ててそれらを箸で摘んでパクパクと食べて行きます。
麺と野菜と豚と脇を固めている塩蔵生姜とうずら玉子をバランス良く食べ進めて行って、麺がだいたい半分以下になったあたりでカウンター上部に備え付けられているフレーク状の唐辛子の瓶に手を伸ばしました。
このフレーク状の唐辛子の正式名称は覚えていないのですが、唐辛子フレーク・クラッシュ唐辛子・粗挽き唐辛子・粉砕鷹の爪・・・とか言うのかな。
閉店準備の為に外に出ていた店主さんに挨拶をしてお店を後にします。
さてさて、また自転車で長距離走って帰りましょうかね。
結局この日は自宅→羽田空港付近→芝浦→東京駅→神田神保町→自宅と自転車で80kmぐらい走破して心地よい疲れと満腹感から来る良質な睡眠を取ることが出来たのでした。