平日の夜のことです。
時おり無性に食べたくなる二郎のラーメンが、僕の場合仙川店なんです。
どこの二郎にも似ていなくて、オリジナリティ溢れるから代替が効かないというのが大きな理由かしら。
この日もそんな発作を感じて、仕事を終わらせた22時ごろにお店にやってきました。
お、この時間にもかかわらず豚入りが売っているぞ。ラッキーだなぁ。
仙川店のプラスチック箸は滑り止め加工がなされておらず、液体油の影響もあってスゴい勢いで麺が滑るんです。
なのでこの日は割り箸を持参。レンゲは残念ながら忘れてしまいました。画竜点睛を欠く。
外に並んでいる最中に厨房にいる店主さんから麺量の確認があったので、少なめを申告します。
仙川店の豚入りは豚のボリュームが多いので、麺は少なめが個人的に妥当だと思っていたり。
しばらく待って席が空いたので、水を汲んでから着席。
何だか白っぽい写真になりました。
厨房の中には店主さんといつもの坊主の助手さんという不動のコンビ。
外のガラス戸には日給15000円でアルバイト募集中となっていますが、だいぶ長い間貼られているところから応募は少ないか無いのだろうなぁ。
やがて麺が茹で上がり金属製トングによる独特の麺上げ工程を経てラーメンが出来上がりました。
小豚ラーメン(麺少なめ)800円+野菜+ニンニク+脂+カラメです。
ニンニクは細かい刻みタイプのものがこれくらい。
野菜はクタクタに茹でられていて、野菜マシをリクエストしても量は少なめです。
スープはカラメにして脂も足しましたが、それでも醤油のキレとコクが不足気味で、何となくボンヤリと味の焦点が合っていないイメージでした。うむむむ。
滑らないでガッチリ引っ掛かってホールドするのが容易な割り箸。素晴らしい。
麺は固めの茹で加減で「ボキボキ」とまでは行きませんが、「ムチムチ」がちょっと固くなった食感です。
スープをそこそこ持ち上げているのでしょうが、そのスープが弱めなので麺を食べ続けると少し飽きがきてしまいました。
そんな時は卓上の一味をフリフリして、味に変化をつけつつ食べる事にひたすら集中して完食。
食べ終わった達成感か安堵感か何なのかは良く分かりませんが、持参した割り箸を丼の中に入れたまま席を立ちかけてしまいました。
ご馳走さまでした。と言いつつサッと割り箸を手に取って、危ない危ない。と心の中で呟きながらお店を後にしたのでした。