ラーメン二郎西台駅前店に行きました。
土曜日の午前中のことです。
JR水道橋駅で東京ドームCITYなんぞを眺めながら地下鉄の都営三田線に乗り換えます。
電車の中は冷房が効いてて快適なのですが、降りてからお店まで歩くのと店頭での行列がそこはかとなく体力を奪って行くのだろうな。と想像しつつお店へ向かいました。
おぉ、店頭に行列なし。さすがにこの暑さでは客足が鈍ったのかな。
値段は変わりませんが麺350グラムは多いので、280グラムの少なめラーメンの食券を購入します。
しばらく壁沿いで立ち待ちの時間を過ごしてから空いたカウンターに座りました。
厨房の中はだいぶ痩せたように思われる店主さんと女性助手さん。
店主さんは色々お客さんに並び方の案内とかしながらの調理を器用にこなしています。
そんな光景を見ていたら思いっきり「麺固め」をリクエストするのを忘れていました。
今さら言えないし、まぁ、たまには店主さんが一番旨いと思っているであろうデフォルトの固さの麺でラーメンを食べようじゃないか。とポジティブにとらえて、ラーメンの出来上がりを待ちました。
やがて麺が茹で上がり、店主さんの丁寧な盛り付けにより僕のラーメンが到着。
そのスープは脂が若干回っている「微乳化」と呼ばれるくらいのレベルで、ここでショウガと共に付いてきたレンゲが大活躍。
ショウガは最初からスープに混ざらないように、そっと丼のサイドに置いています。
豚は部位の異なるモノが2枚。右手のバラ肉も安定して旨いのですが、左のちょっと歯応えのある部位(腕かな肩かな)の方がワイルドで好みかも。
でも、結局のところ一番良いのは旨い豚を両方食べられることだったり。
レンゲがあるから天地返しがやりやすいんです。
天地返しをすることによってニンニクもショウガも混ぜ合わされて、丼内の味に変化がついていきます。
それがググッと違った旨さを表面に引き出す感じでgood。
麺は自分が思っていたよりも固めに茹でられていて、結構好みの範囲内に入っていました。
表面がデロデロしているなんてことは無くて、スープとの絡みも良いし、小麦本来の香りも感じることが出来て食べていると自然と笑顔になっていく感じ。
食べながら一人で笑顔になっていくのもちょっと問題があるな。とフト思った時に「赤酢」の存在に気付きました。
店主さんに断ってカウンター上部に特設されていた赤酢(確かキサイチ)のボトルを手にとって。
適量が分からないので少しだけ入れてみると、サッパリ感がプラスされてなかなかイケます。
ショウガのサッパリ感と赤酢のサッパリ感は違った具合ですが、ケンカすることなく丼内では調和が取れていました。
うんうん。西台のラーメンは旨いぞ。と頷きながら完食。
食べながら笑顔になったり頷いたりして、きっと回りから見たら不審者ぶりが半端ではないような気がしたところで、丼をカウンター上部にあげて店主さんと助手さんにご馳走さまでした。と伝えてお店の外に出たのでした。
外にでるとあまりの暑さに笑顔になんかなることなく、汗をかきつつ再び駅に向かいました。