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雪の下の蕗まんぶくを収穫して、お味噌汁に入れて楽しんでます。春ですね~
さて、NHKで最終話が放送されました、チ。-地球の運動について-の感想をば。
地動説をめぐるお話。科学的なお話かと思いきや結構哲学的な会話が多く
私には難しかった。いつになったらコペルニクスまで到達するのかしら?と
思ってましたら最終話で字幕の説明で終わってたのであっけない感が。
ですが、この物語は娯楽の域を出てますね。色々と考えさせられた作品です。
まず、宗教と科学。真理を求める者に対する宗教の恐ろしい弾圧。
宗教とは神とはなんぞや?と思わされます。
拷問役のノヴァクの最期ですが、私は娘・ヨレンタの名前を記した本の表紙を
一目でも見て欲しかった。自分が弾圧してきた側に娘がいて首謀者として
活動していたことを知って苦悶しながら死んでほしかったわ。
もしかしたらうっすらと気づいていたのかも知れないけれど、彼のしてきた
快楽的な拷問から考えるともっと精神的に苦しんでも良かったと思った。
弾圧を恐れて地動説をどのように残すか、これは興味深かった。
特に私が一番好きな登場人物・バデーニの用意周到さに本当に驚かされた。
私たちが使う文字についてもヨレンタの台詞が良かった。彼女の沢山の名言を
父親に聞かせてやりたかったわ。
シュミットが「火薬・羅針盤・活版印刷」が世を変える、って台詞も印象的だった。
現代ならこの3つは何かなぁと考えました。私は「核・半導体・インターネット」
かなぁ。彼も信念の人だったね。
結局彼が命を賭けて守ったドゥラカも死んじゃったよね。彼女が放った伝書鳩は
どうなったのかしら?ラストに著作権のことがチラリと出てきてたけど本は出版
されずに終わったよね?
沢山の命がつながってコペルニクスに行きつくと思ってたけど途絶えてしまった感が
モヤモヤの原因かも。
同一人物?と驚いたラファウの登場もビックリだったわ。ラファウがこの物語の
要になってたのね。3話で死んだときは本当に驚いたわ。
私が昔の時代に生きていたら地動説なんて信じられないし考えもしなかったと思う。
頭のいい人が色々な発見や発明をして今の便利な社会になってる事に感謝。
改めて「地球」という名に歴史ありだね。OPも音楽もスタッフの熱意を感じました。
ここまで読んでくださりありがとうございます