お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

 

終わってしまいましたね。野田先生、ありがとうございます。

 

杉元がラストの表紙。最終巻は全員が描かれていることが多いけど

 

やはり杉元こそが冒険譚の主役でした。男とは、って言うと面倒なことを

 

言われる時代になったけど、男らしくて優しくて強くお茶目なキャラでした。

 

ネタバレ無しの感想です。(でも、してたらごめんね)

 

 

作中でアシリパさんがアイヌ文化を継承するきっかけとなったとありますが、

 

私は野田先生こそが現代のアシリパさんだと思いました。

 

博物館で衣装やマキリを見たことはあるし、アイヌの人たちが沢山住む町で

 

話すことあったけど、文化を知るところまではいかなかったもんね。

 

アイヌ民族の衣食住、特に食事なんて面白かったなぁ。

 

子供たちの名前や遊びも微笑ましかった。北に行くと刺繍の模様や食生活が

 

変わってたり、埋葬の風習や狩りの方法など野田先生のお陰で楽しみながら

 

知ることができました。

 

八甲田山の悲劇では遺体収集にアイヌの人たちが活躍したこと、

 

和人の孤児を引き取って大切の育てたこと、初めて知ったわ。恥ずかしい。

 

 

何年か前にアイヌの町へ行ったとき、公民館の周りにぼんやり座るお婆ちゃんに

 

道を尋ねたら無表情で指さしてたなぁ・・・目には生気が無かった。

 

もし、明治政府がもっと保護をしていたら違ってたのかも。

 

 

登場人物たちも魅力的でした。父と子、兄弟の葛藤を一人背負ってるかの様な

 

尾形も最後まで魅せたね。

 

鶴見中尉、本当は愛情深い人だったと思う。もし日露戦争がなければ

 

幸せな家庭を持ち、日本の中枢で素晴らしい仕事をしていたかもね。

 

 

土方さん、年老いても国の事を考え、命を惜しまず

 

理想を追う姿はカッコよかった。今の政治家にはない姿やね(´;ω;`)

 

 

設定も時代背景もこんな話、私の知る限りは無かったと思う。

 

そこに歴史やアイヌの真実が織り交ぜられてるから荒唐無稽なだけじゃ

 

ないのよね。 女性の描き方も野田先生の人柄なのか、好感が持てたわ。

 

ラストが明るくて良かった。そして北海道が無事、日本の領土で良かったと

 

安堵したわ。

 

 

もっと沢山書きたいけれど、こんなブログでは書ききれない。

 

実写化は心配なんだけど、とりあえずアニメが秋から再開するから

 

そちらを楽しみます。

 

野田先生、本当にありがとうございました。ゆっくり休んでください。

 

 

よければ過去感想(^^ゞ

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございますお茶