お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

 

ようやく桜が開花しました。北海道はこれから一斉に花が咲きます。

 

さて、佳境に入り函館に役者がそろった29巻。やはり面白くて読み応えが

 

ありました。

鯉登少尉が表紙。今回はあの薩摩弁がなかったのが意味ありげに思える。

 

この軍服、お洒落ですよね。軍刀に付いてる紐は軍刀緒(とうちょ)と

 

言うそうです。下げ緒とも言いますね。(ちょいと調べました(;^_^A))

 

30巻の表紙、野田先生は誰を持ってくるのかな?楽しみ。

 

 

 

 

ゴールデンカムイの魅力は日本刀、マキリ、ライフル、マシンガンが混在して

 

バトルする所なんですよね。 野田先生が和風ウェスタンとおっしゃってるように

 

とにかくドンパチが多い。(ヒグマも時々参加)

 

追記

(マキリで戦闘はしておりません。キロランケとインカラマツが刺されたくらいです)

 

そんなアクション作品の実写化が心配な私。いっそのことアメリカが舞台で

 

ネイティブアメリカンの少女と南北戦争の兵士の話でも良いんじゃないか?などと

 

想像しております(暇人ですね~)

 

 

さて、これよりネタバレもありますので未読の方は回れ右です注意

 

空から軍用の気球、海からは鯉登パパの駆逐艦が、陸路で鶴見中尉が

 

迫っている中、金を探し当てるって焦るよね。白石の顔芸が面白すぎ。

 

敵兵が来たときの都丹庵士と土方歳三の反応の早い事!(都丹生きててよかった!)

 

お年寄りが活躍するのも見どころの一つ。(兵隊さん達は気の毒やったね)

 

土方さんの引き締まった上半身もカッコよかった(〃▽〃)ポッ

 

 

 

まさかまさかのロシア領事館での邂逅には驚きました。

 

モス親父こと鯉登パパがフレディ・マーキュリーと化している時に

 

アチャはじめアイヌの面々が同じ場所にいたとは・・・なんという皮肉でしょう。

 

ロシア領事館に隠されてた物にも驚いたけどね。

 

 

土方とアイヌの関係、アチャとの事が分かりました。

 

土方がアシリパさんの和名を知っていたのもアチャが娘の事を託した部分も


あると思う。アチャは志を同じくする土方だけに金の総量も教えてましたしね。

 

(囚人の中では一番まともな人だったろうしw)

 

ソフィアがアシリパに「アチャやキロランケが言ったこと、気にするな」と言った時

 

土方の顔は「余計なことを」って顔をしてたと私には思えた。

 

でも、砂金にたどり着いたアシリパを見る目は父親のように優しかったね。

 

アイヌの人に恩返しできた安堵感もあったのかも。

 

 

五稜郭に向かうパルチザン一行と同じ汽車には尾形が・・・

 

母親の夢を見ている顔は穏やかです。

行きはよいよい帰りはこわい♬ ってちょっと不気味な子守唄歌う母さん。

 

ヴァシリさんもちゃっかり函館入りしてるからね、次巻では再バトルかな。

 

 

アシリパ、杉元達が掘り当てた先にあったものはなんと土地の権利書!

 

これは驚いたし、読みながらジーンときたよ。

アイヌの人たちにとって北海道の大地こそが宝やもんね。

 

外国人や入植者に好き勝手に荒らされた土地を守るには法律で保証された

 

権利書が必要。榎本武揚って名前は教科書で見たことあったけど

 

幕末に結構活躍したひとなのね。 アイヌとの契約が反故されないように

 

外国人に立ち合いをさせたって言うところも頭が良いわ。

 

榎本武揚たる人物と 歴史の謎を黄金で埋める巧みさ。

 

フィクションなのに説得力があるのは野田先生の力量でしょう。

アシリパさんはジーンと感動して杉元もちょっと嬉しそうだったけど

 

みんな吉本新喜劇のようにズッコケてたね。

 

そりゃ黄金を求めてたのに権利書じゃ今までの苦労が報われないわ。

 

 

外堀からどんどん砲撃が激しくなる中、永倉さんが鶴見中尉の元へ。

 

この二人の駆け引きが面白かったわ。

 

権利書の話を聞いた時の鶴見中尉の顔。これは術中に嵌ったかな?

 

普段は普通のお爺ちゃんなのに突如、凄い殺気を出す永倉新八。

 

 

強運の門倉は健在でした。やっと金の隠し場所が分かったね。

 

天空の城ラピュタの海賊みたいに少しポケットに入れておけばいいのにって

 

思ったよ。もしかして白石はやってるかもねw

 

 

鯉登少尉が鶴見中尉に献上した大沼団子、私も頂いたことがあり、

 

こんな昔からあったんだと驚きました。私は黒ゴマ味が好きです。

台詞は全部、月島が言ってるんです。あのビール工場の一件から

 

薩摩弁は出なくなったのかな? それでも勇敢に先陣きってましたね。

 

 

いよいよラストスパートですね。ラストを知りたいけれど寂しくなるわ。

 

出来ればみんな死なずに幸せになって欲しい。

 

あれこれ情報流れてくるのよね( ノД`)シクシク…

 

(鶴見中尉の麻薬計画は実現してほしくないけどw)

 


 

これだけの話を考えて絵で表現して、野田先生、尊敬します。

 

ゴールデンカムイのお陰でアイヌの歴史を知ったし、ロシアとの関係も

 

考えさせられたわ。やはり南下政策は今でも受け継がれていると思う。

 

知床の船の事故でロシアの協力を乞うたけれど、本来は日本なんだから

 

おかしな話だよね。かくいう私も若いころは街宣車が北方領土って看板つけて

 

走ってるなぁ、くらいで全然興味なかったもんね。お恥ずかしい限りです。

 

北海道に住んでみて、北方領土は兵庫県民の淡路島、新潟県民の佐渡島と

 

同じくらい北海道民の一部だと思いました。

 

生まれてこのかた、平和を享受してきたけれど常識の通じない統治者のいる

 

国に囲まれてるって改めて思い知らされてます。

 

果たして孫の世代は無事だろうか?と心配なこの頃です( ;∀;)

 

 

 

 

そうそう、29巻のMVPはあの鶴見中尉さえも翻弄しようとした幕末の狂犬

 

永倉新八爺ちゃんにします。

 

 

これより追記・・・21巻だっけ、感想で鶴見中尉がアシリパの青い目を見た時の

 

鶴見のおでこから汁が出てましたが、それは涙かも・・・って書いたんですよね。

 

今から考えると我が子を殺した男と同じ色の目を見た故の表情だったのね。

 

彼の中ではアシリパに父やの蛮行を聞かせる考えがどす黒く渦巻いたり

 

妻子への思いが溢れて来たんだと思う。やっぱ汁かもしれないけど

 

涙でもあって欲しい。 それにしてもアチャはなぜ妻子を撃ったのかな?

 

長谷川さん(鶴見中尉)を逃がすために足手まといとなる妻子を撃ったのか・・・

 

アチャも鶴見中尉と双璧となる狂気の人やね。似てるかもしれない。

 

 

よければ過去感想(^^ゞ

 

 

 

 

 

2月に伐採した庭の桜。枝を水に差したら咲いてくれました。

 

 

凄い生命力。今までありがとう。玄関や食卓で楽しんでます。

 

ここまで読んでくださりありがとうございますお金