お立ち寄りありがとうございます
昨日の夜大阪から戻ってきました。夜中はサッカーの応援をして長い一日でした。
小平町の占いタコ。ポーランド戦、負けるって不吉な予言ヽ(;´ω`)ノ 外れたらお刺身やで!
さて、機内で吉村昭先生の「赤い人」を読んでました。 ゴールデンカムイに登場する
人物が出てきて野田先生もこの作品を読まれたのかな?なんて思いながら読みました。
土方さんが表紙。格好いいですね~手塚治虫文化賞大賞受賞おめでとうございます!
よく「怒濤の展開!」なんてアオリが使われますが、この14巻こそ驚くほど「怒濤の展開」
でしたね~。大活劇でした。
これよりネタバレしてますので、アニメ派、未読の方回れ右でお願いします。
下げます(・ε・)
杉元と白石は偽のっぺらぼうを掴まされ、アシリパちゃんは都丹庵士に連れ去られ、
網走川から鶴見中尉率いる雷型駆逐艦が砲撃、なぜかインカラマッが谷垣を迎えに登場。
照明弾を合図に網走監獄守衛達(マキシム機関銃まで装備してます)と第7師団の
壮絶な撃合いが始まります。 その照明弾に照らされて塀の外を一人歩く土方さん。
私、この場面が好きです。この静けさが塀の中との対比となり上手に物語を進めてるなぁと
感心しました。熱い室内から一転、ここだけ空気がしんと冷えた感じ。土方さん何処へ?
監獄内は門倉看守部長が解き放った極悪囚人700人と第7師団の壮絶な殺し合い。
囚人が駆け寄る場面の小さなコマ。野田先生のこういうところが好き。
外では杉元と二階堂のこれまた凄い戦いが・・・杉元のほっぺたって串刺しが多すぎ><
二階堂も死んでないよね?多分義手を着けて再登場しそうな気がする・・・
そしてもう一つのバトルも良かった。土方さんは別行動で網走監獄・犬童典獄を追ってた
のね。本当の「のっぺらぼう」の所へ行った犬童。
表紙の裏側は犬童がポーズ決めてますね~
犬童の土方への執着が凄くて、これは片思い?って思えたわ。
信念を曲げない土方憎し!って事は羨ましいの裏返しかな、なんてね。
土方に介錯して貰えて幸せだったかも(。-人-。)
そして物語の核心でもあったアシリパの父親が登場!目が綺麗。やっぱりお父さんだった。
腱を切られたアシリパ父さんが這いつくばって逃げてるところで杉元とバッタリ!
杉元はアシリパさんから託されたマキリ(小刀)を持ってて良かった。
アシリパ父さんの過去話を聞いて身勝手だ!と怒る杉元。先に金塊の場所を聞いとけば
良かったよ・・・・だっていきなり狙撃されてアシリパ父さんが絶命!(゜д゜;)ビックリした!
そして杉元の頭も銃弾が貫通!え━━━(゚o゚〃)━━━!!?
そしてページをめくってふたたび、え━━━(゚o゚〃)━━━!!?
昨夜、サッカーで「カワシマ━━━(゚o゚〃)━━━!!!」って叫んだけど
オガタ━━━(゚o゚〃)━━━!!! って声を出してました。なんで?どうして?
インカラマッまで刺されて倒れてるし・・・信頼できるのは谷垣と牛山さんと白石だけ?
キロランケと尾形が怪しすぎるわ~いつもの尾形と違ってたよね。
チタタプも言えて良い人に改心したかと思ったのに。(ラッコ鍋で仲間になれたのにw)
全ての壮絶な戦闘が終わって、主人公・杉元死んでどうなるの?って思ってたら
おにぎり食べてたよ(^O^) ほっぺた痛くないのかなw
杉元を外科手術で治療したのが家永。脳みそが欠けた鶴見さんと「カケトモ」って(;^_^A
ちょっと分らなかったのはこのコマ
これは家永が杉元の脳みそをつまみ食いした?ってことでいいのかなw
いよいよ樺太に舞台は移ります。
アシリパの父さんが娘を巻き込んだことを非難した杉元に鯉登少尉の父さんが言います。
「戦って死ねと促すなら、まず我が子供を先頭にすっとが筋じゃっと」
父親の気持ちを諭す鯉登少佐の言葉に杉元の気持ちも凪いだみたいですね。
お下劣で残酷、血で血を洗う話なのに時々優しさや真っ当な事を挟んできます。
荒唐無稽な話ですが野田先生は史実を上手くベースにしてるので引き込まれます。
ゴールデンカムイのお陰で北海道の歴史に興味を持ちました。
よければ 野田先生のスピナマラダ!感想コチラ 打ち切りが惜しい作品です。
ここまで読んで下さりありがとうございます