
「このマンガがすごい オンナ編」で一位に輝いたという作品読みました。
1回目・・・う~ん
2回目・・・う~ん
良くも悪くもなく、駄作でもなく、お薦めでもなく、ちょっと後味わるしσ(^_^;)
アマゾンより
成績、お金、恋人、友達、いつも何かが足りない気がする中学2年生女子のちーちゃんとナツ。2人はクラスの中で成績優秀な友達・旭や、学級委員に助けられながらも、普通の日々を送っていた。そんなある日、ナツとちーちゃんは学校帰りに寄ったお店で、クラスの目立つグループの女子・藤岡から「万引きしねえ?」と声をかけられる。ナツはその場を上手くしのいだが、お金が足りずに買えなかった可愛いリボンが忘れられずにいた。後日、教室で女子バスケ部員が顧問の誕生日プレゼントを買うために、部員である藤岡から集金をしていた。その様子を目撃した旭は、「学校でお金のやり取りは危ない」と注意をしたが、部員達に煙たがられる。そして放課後、事件は起きた。
ちーちゃんは中2で割り算が出来ない女子。ナツは幼なじみで良く面倒見ております。
お金持ちでクールな旭(女子)、学級委員の奥島君、如月さんも優しく接しています。
勉強を見てあげます。
「昔、江戸時代の大阪は天下の○○と呼ばれていました」という所で奥島君が「ダ」とヒントを
あげたら・・・・
ダルビッシュ!
テストでちーちゃんは23点(頑張りました) ナツは40点台。旭達は90点台。
普通の日々が続くかと思いきや、いつもお世話になっているナツの為にちーちゃんは
バスケ部で集めていたお金3000円を盗んで1000円をナツに渡します。
可愛いリボンが欲しかったナツは二人の秘密にしようと約束。
ちーちゃんを疑うバスケ部員に旭はブチ切れますが、ちーちゃんはあっさりと「とった」と認めま
す(あらら~) 旭は怒りにまかせてちーちゃんを叱りつけます。
不良っぽい藤岡が実は良い子で(介護や妹達の世話をしている)
髪飾りを取り上げます
イジワルでなく、盗みがいかに悪いかをちーちゃんに分らせるための行動です。
反省したちーちゃんですが、1000円を誰にあげたかは絶対にいいません。
(でも旭はピーンときております) ここから展開が暗い方向へ・・・・
ナツは手に入れた5000円もするリボンを頭に付けて登校するも誰も何も言わず、落胆。
しかも1000円を貰ったことが旭や藤岡にバレタのでは?とビクビク。
そんな時、ちーちゃんが出かけたまま帰って来なくなります。(電車でイベントに行ってた)
探すナツの心境が負のスパイラル・・・ちーちゃんにまで見捨てられたらどうしようと。
電車に一人で乗ったこともないナツは独り立ちしようとしているちーちゃんに
「私達いつまでも友達だよね」とニッコリ。 ここで終りです。
中学2年って難しいんです。中学生に接して15年ほどになりますが、携帯以前以後と
スマホ以前以後では全然違います。中1のキラキラ感が無くなって現実を知る年頃でも
あります。家庭の経済状態や成績・気の強さがヒエラルキーを生み出してます。
昔は貧富の差があっても物差しとなるスマホやゲームが無かったからなぁ・・・
情報が溢れる今時、貧乏=絶望のナツを短絡的と笑えない時代なんですよね。
良くできた話だ!と感激している人も多いようです。レビューも☆5が多いです。
ふふふ、PTAオバサンの辛口の時間ざま~す。ファンの方ゴメンナサイね。
まず、ちーちゃんの扱いです。体が小さいので発育不全かな?普通学級に居ますが
言動を見ていると通級か特学が自然かと。ちーちゃんレベルで普通学級に通わせるには
親御さんは教育委員会に泣きつかないと難しいでしょう。イジメも覚悟せねばなりません。
もう一つ、知能指数が低いからと言って簡単にお金は盗みません。
ことの善悪は普通の人より厳しく教えられている(ご家族の努力で)と思います。
盗むとしたらそそのかされてです。ちーちゃんのご家族は愛情溢れてますしお金が欲しいから
簡単に盗むなんて扱いは障がい児を持つ親としては許せないですね。
その辺り考えずに話のツールとしてチーちゃんを描いていると感じました。
きちんと取材や勉強をして書かれたのかな?と疑問に思います。
ちーちゃんの周りには優しい人ばかりで読んでいて救われるんですが、中2ではかなり
希有な設定だと思います。ヒエラルキーが生活の全てのような中2でちーちゃんと二人で
居るナツの方が精神が強いと思います。なので「私はクズだ」まで落ち込まなくて良いのにと
声を掛けたいです。 難しい年頃なんですよね・・・・
ちーちゃんはちょっと足りないのタイトルの意味は中々意味深です。
みんなどこか足りないですから・・・時間、お金、人望・・・人それぞれです。
障がいスレスレだから23点でも褒められ満足出来るナツと 出来て当たり前だけど
( ↑ちーちゃんの間違いでした、ゴメンナサイ)
認めて欲しいナツの違いが不憫でした。やはりちーちゃんはナツを引き立てる役だったなぁ。
長くなりました。ほんわかした話では無いし、結論もない話です。
今時の中学生の思考回路が良く表現出来ていると思います。私も弱きの時はナツ状態に
なりますし、一人で居るのが好きな私でも強がらねばならないときもありますから。
色々考えさせられるコミックです。重松清コミック盤かなぁ。 興味があればどうぞ(*^ー^)ノ
ここまで読んで下さりありがとうございます