In YOU journalより引用
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どうしても結論を急いだり、『どちらが正しいか』という正解を求めてしまいがちですが、それは今まで受けてきた、学校教育による「思考の統一化」の影響が大きいのではないかと感じています。

ひたすら経済成長を求めた現代社会。

統一化した学校教育や決まりごとというものが、時代に必要であった事は否めません。

しかし、実は法律によって決められたことが絶対正しいというわけではないことは、皆さんもよくご存知だと思います。

法律を遵守しなければ罰せられるということはありますが、内容はあくまでも絶対的なものではない『ガイドライン』であり、様々なことについて何が正しいかを納得のいくまでしっかりと考えて見極め、実際に行動するのはあなたなのです。

『自分の本物の気持ち』というものを大事にして、それを基に物事を決めていきたいですね。

そこで今回は、将来が不安で気分が落ち込んでいる方々へ、視点を変えれば正解は無限に存在して未来が拓けるということをお伝えします。


『正解か不正解か』という二極化の思考は、結局のところ『儲かるかどうか』に囚われるようになった


結果として、『正解か不正解か』というこの二極化のシステムがうまく文明の発展に貢献してきたように思います。

例えば、

たくさんの自動車、家電製品を生産する。

住居やオフィスなどの建物を建設する。

このような、「労働集約型」の社会において当然のように行われてきた二極の対立と論争。

両者を戦わせ競い合わせることで、個々の意欲を高め、スキルアップにつながったとか新しい考え方が生み出されたなどの良い面も、かつての時代にはありました。

しかしそれは、なにぶん私たちの視野を狭くし、固定観念にとらわれてしまうことになりました。

そして導き出す正解は、結局のところ『儲かるか儲からないか』『損か得か』に行き着いてしまっていたように思います。


今後は『正解を限定しない』という捉え方がまったく違う可能性や視点を生む


これからは、あらゆることについて正しいか正しくないかよりも、正解を限定しない、またはすべて正解という捉え方をすれば、新しく生まれるものや、今までうまくいかなかった事がうまくいくようになるケースも、数多く出てくる可能性があります。

なぜならば、個々の体の状態、考え、そして現象は、とどまる事なく常に進化、変化しているものだからです。


正解を一つに絞るのではなく、体の状態に応じて対応する。

今までの考え方なら『やる気が湧かないのは怠慢。やり遂げることが良い』と決めつけ、『意に反しても当初決めた通りにやるのがベストだ』と考えるのが普通でしたし、あまり疑う事もありませんでした。

しかし、これからは、やる気が出ないのであれば、

『いつもと違う事をしてみよう』
『今日は休みにしよう』

など、普段と違う別の行動を起こす事で、まったく違う可能性や視点を新しく生み出す事もできます。


常識にとらわれる事なく、新しい価値を生み出す


正解がないからこそ、可能性が広がる。

今までは報酬がお金だけでしたが、お金だけではない別の報酬があってもいいですよね。

例えば、某ファストフードチェーンでは、メニューに『スマイル\0』と表示されています。

これもひとつの考え方ではありますが、別の視点で見れば、『好きな人の笑顔にはいくら払ってもいい』と考える人もいるでしょう。

つまり、価格というものは、仕入れのあるものを除けば、サービスを受けた当人にしかわからないものです。

0円~無限大とも言えます。

新しい量子金融システムは、人間の意識が創るシステムだと言うお話があります。

※量子実験では人が見ているかいないかで電子の当たり方が変わる、つまり人間の意識や思考が物事の現象としてと表れるという実験結果があります。

最初は金(きん)に価値が裏付けされますが、現物価値、そして現在価値が裏付けされます。

つまりは価格などあって無いようなもの。

感謝の気持ち、愛情、優しさ。

このような、今までわかりにくかった、評価されなかったものが取引の中心となる。

つまり本物が価値になる。

そんな世界があるとすれば、いいと思いませんか。

あなたがいいと思えるなら、きっと皆さん同じ気持ちなのでしょう。

そして、これが集合意識として現実化します。

集合意識はつながっている。そして社会の現象を創りあげている。



『働かざる者食うべからず』

『お金が無くなったら生きていけない』

『先が見えないから不安』

実はこのような思い込み、世間の常識こそが現象を創りあげていたのです。

逆に全て『大丈夫』だと思えば、大丈夫なのです。


『しんぱいするな、なんとかなる』という一休さんの一説


わかりやすい例えとして、皆さんもご存知であろう一休さんのエピソードをご紹介します。

一休さんの説話の一つに、遺言の話があります。

一休さんは亡くなるときに一通の封書を寺の弟子たちに残しました。

「この先、ほんとうに困ることがあったら、これを開けなさい」と言い遺しました。

何年かたって、寺に大変な難問題が持ち上り、どうしようもないので、弟子たちが集まって、その封書を開いてみると、そこには

「しんぱいするな、なんとかなる」

と書いてありました。

とたんに弟子たち一同、大笑いの内に落ちつきと勇気と明るさを取り戻し、難しい問題を解決できた、という話です。

緊張しすぎ、不安感、心配で心の中がいっぱいの状態では、良い答も行動する勇気も湧いてきません。

「大丈夫、しんぱいするな、なんとかなる」という楽観主義で行動することや、発する言葉が波動となって、成功、健康、富、愛情などを手にする秘訣の一つとなるのは間違いないようです。


公的なものや権威に頼って依存するのではなく自信を持って『自分が良いと思うもの』に取り組む時代


公的なものや権威に頼るのではなく、誰かに依存することもなく、自信を持って『自分が良いと思うもの』に取り組んで欲しい。

そのように心から強く思います。