野菜の栽培と盛んになる時期であるが、同時に雑草などの草対策も必要となってくる時期になりました。
 雑草と聞くと農業にとっては害悪の印象が強いですが、これ自体も生命力にあふれていて欧米などではスーパーフードにも数えられています。

 小西正尚氏のブログよりリンク

以下引用

スベリヒユは雑草の一種です。
寿都町はもちろん全国どこでも見ることができます。
茎は赤紫色をしていて、夏には黄色い花を咲かせます。
きっと名前は知らなくても、見たことはあるという方が多いのではないかと思います。

スベリヒユ(滑莧、学名: Portulaca oleracea)は、スベリヒユ科スベリヒユ属の多年生植物。

引用:Wikipediaより リンクスベリヒユ
スベリヒユは繁殖力が高く、地を這うようにその草根を広げて増えていきます。
単なる邪魔な雑草として扱うのであれば、大変手強い相手ですね。

一般的には雑草として知られるスベリヒユですが、日本では地域によって古くから食用にされており、漢方薬としても知られています。
特に近年では、ω-3(オメガスリー)脂肪酸を多量に含む植物ということで、その栄養素と効能が注目されています。
ω-3(オメガスリー)脂肪酸とは、ニシン・サバ・サンマなどの青魚のDHAなどに含まれている脂肪酸の一種で、植物ではゴマ・クルミなどにも含まれています。
ω-3(オメガスリー)脂肪酸は人間の体内で生成することができないので、体外から摂取することが必須な脂肪酸です。
栄養機能食品の対象成分にもなっていて、健康食品やサプリメントも多く販売されています。

スベリヒユは日本だけでなく、中国、中東、ヨーロッパなどでも古くから食用として食べられてきた歴史ある食材です。
しっかり綺麗に洗えば生でサラダとしても食べられますし、おひたし、天ぷらなど、青菜感覚で利用できるかと思います。
特に山形県では「ひょう」という名前で呼ばれており、天日干しして乾燥させたものを煮物するというのが昔ながらの食べ方だそうです。

実は私も一度だけ食べてみたことがあります。
その時は、茹でて醤油をかけて、お浸しにして食べました。
少しヌルヌルした食感で、スベリヒユ自体の味や香りはあまり強くないので、どんな料理にも使える食材ではないかと思います。
濃いめに味付けをしたり、天ぷらにすれば、山菜に近い感じで美味しく食べられるのではないでしょうか?

引用終わり