1956 ペニシリンショック
アレルギーによるショック死。
 

1961 サリドマイド
睡眠薬を妊娠中に服用し、手
足や耳に奇形をもったこども
が生れた。被害児は世界で数
千人。日本約千人。日本では、
レンツ博士の警告後、9カ月
間も販売を継続。
 

1965 アンプル りかぜ薬
大衆薬で死亡者。発売中止に
 

1970 スモン
下肢の麻痺や視力障害などの
末梢神経障害が多発。70年に
殺菌剤キノホルムが原因と判
明。被害者約12000人。1935年
には副作用の警告があったの
に、整腸剤として大量販売し
た。
 

1983 薬害エイズ
エイズウイルスにより汚染さ
れた血液凝固因子製剤により
血友病患者約1800人がHIVに感
染した。アメリカでは安全な
加熱製剤が83年に実用化。日
本では85年まで危険な製剤が
使用された。
 

1988 陣痛促進剤
陣痛促進剤により、母子 の死
亡や重大な障害を残す。
 

1989 MMRワクチン
3種混合ワクチンにより死亡者や
重い障害が発生。
 

1993 ソリブジン
抗がん剤との併用で死亡者多数。
 

1996 薬害ヤコブ病
脳外科手術に使用したドイツ製
ヒト乾燥硬膜がプリオンで汚染。
100名以上がヤコブ病を発症し、
植物状態の後に死亡。日本での
使用禁止はアメリカから10年遅
れの97年。
 

2002 薬害肝炎
C肝炎ウイルスに汚染された血液
凝固因子製剤を投与されたこと
で、1万人以上が感染。2008年に
国・製薬企業と基本合意。
 

2002 薬害イレッサ
肺がん治療薬、発売直後から副
作用死多発。抗がん剤の、承認
審査・安全性情報伝達・副作用
被害救済に関する課題を残した。
 

2006 薬害タミフル
インフルエンザの治療薬を服用
した後、飛び降りなど異常行動
で死亡。10代には使用禁止に。
 

2013 HPVワクチン薬害
ワクチン接種を受けた少女に歩
行・記憶障害など後遺症が残る
副反応。接種推奨を控える勧告。
2016年から裁判で責任を追及。