「明るい性格かどうかは微生物や腸内細菌で決まる?!性格をも変える微生物がおよぼす精神への影響とは?(リンク)」
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昔は元気だったのに成長するにつれて人が変わってしまった。
 一人暮らしを始めてから元気がなくなった。
こんな経験はありませんか?

性格を左右しているのは何だと思いますか?
・生まれつきの遺伝?
・環境?

色々な憶測がありますが、最近の研究では、特に微生物である腸内細菌と感情との関係が注目されています。
実際にラットで行われた実験では、腸内細菌を入れ替えたラットは性格も入れ替わったという報告があります。

人間でも同様の実験が行われ、さらに微生物である腸内細菌と感情の関係は明確にされています。

 具体的な報告としては、プレボテラ属の細菌が多く分布している人はたネガティブな画像に対して、不安や後悔、焦燥感などの感情を強く感じたといいます。
プレボテラ属は食物繊維の分解酵素が強いので、でんぷんや食物繊維を含む米や芋を多く食べる習慣のある人に多い腸内細菌です。
バクテロイデス属は日和見菌に分類されるので普段の食生活に偏りがあると悪玉菌になり、食生活が良いと善玉菌になります。
そのため腸内環境の良い人は血糖値が整いやすく感情の起伏が少なくなります。
この報告により、腸内環境の改善こそが精神状態を左右するポイントの一つだと言われるようになりました。

昔から腸内環境を整えるために使われてきたのは漬物です。
ぬか床で発酵させることで乳酸菌が増加しますし水溶性食物繊維を豊富にとれるので極めて優れた食品です。
 塩分の摂り過ぎを心配する人もいますが、大根やキュウリはカリウムが豊富なので過剰な塩分も排出しやすくバランスはとれています。

 さらに昔は今とは違って白米ではなく玄米を食べていたので一段と多くの水溶性食物繊維を摂っていました。

また、東洋医学で重視していることはよく噛むことです。
 噛まずに白米などを早食いすると血糖値が上がりやすく、その後に低血糖と招きます。
 低血糖になると分泌量が増えるアドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが身体を興奮状態にします。
そのため、過剰に分泌されるとイライラや怒りっぽくなったり、不安感が増大するといわれています。

現代になってうつ病の人や、引きこもりの人が増えているのはこういった食事事情の変化によるものかもしれません。

後略