■農業消滅と日本消滅

日本の農業人口は2019年調査で168万人、2015年は209万人、2010年は260万人と年間10万人ほど減少しています。

おそらく2021年の農業人口は150万人以下なので、計算通りなら2036年に農業人口ゼロになります。

実際にはそうならず”ある年”を境に高齢農業者は全員が引退し、残るのは子供と事業として農業をする人だけになる。


■ハイテク国家は妄想に過ぎない

今後20年どころか10年程度で日本の農業は消滅し、農村人口はゼロになるというのは私の予想です。

さて消費者は農業が消滅しても輸入品を食べれば良いのですが、生鮮食品は国産で自給する必要があります。

雲南省やミャンマーからキャベツを輸入したのでは鮮度が悪いし非効率なので、生鮮作物は日本で生産されます。


高値で売れる作物を作って事業化し、「レタス村」のように儲ける村や事業者は存続できます。

米や穀物などはすべて外国から輸入になるが、輸出国が飢饉になったら自国分を優先します。

すると日本は北朝鮮のように国民に配給する食糧が不足し、飢餓が発生する可能性が高まります。


農業軽視によって工業やハイテクや日本全体が衰退していて、どの国でも子供をたくさん産んでいるのは「農村」の女性です。

どの国でも都市の女性は子供を産まず、都市化が進んだ国ほど出生率や出生数が落ち込んでいます。

農業が衰退した国ではハイテク産業も工業もitも衰退していて、その筆頭が日本です。


アメリカや欧州やアジアでも農業が盛んな国がitやハイテクでも勝者になっています。

いい加減日本政府と日本国民はハイテク国家や輸出国家という妄想を捨てて、国の立て直しをした方が良い。

現実にはハイテクit国家=農業国家で、農業が衰退した国では全ての産業が衰退しています。