キリンの血圧は、上が260mmHgで下が160mmHgだと言われている。

もしも、このキリンが人間界にいたとしたら、とんでもない「高血圧」に認定されて、即病人扱いされてしまうのだ。ところが、キリンは高血圧ですが病気ではないのです。

首が長い為、心臓から頭までの距離が2メートルもあるがゆえに、どうしても心臓という血液を送り出すポンプの力が強くなければならないのです。このような理由により、キリンは高血圧なのであります。

そして、大自然で生きるライオンや馬、うさぎや鳥等も、それぞれ血圧が違うのです。

人間も大自然の動物と同じで、身長が高い低い、体重が重い軽い、年齢が若い年老いている、によって血圧の値が当然違ってくるのです。人それぞれの血圧が違っているのは、ごく当たり前のことなのであります。しかし、現代日本の正常血圧の基準では、上が120、下が80と定められているのです。

人々の体格や年齢は全く無視なのです。また、現在日本の血圧の基準においては、成人の約半数が「高血圧」と認定されてしまうのです。こんなバカげた話はありません。

成人の約半数が「高血圧」扱いされるのは、全て医者と製薬会社の金儲けの為でしかないのです。理由はそれ以外にはございません。また血圧降下剤の副作用によって死に至るケースもあるのです。

「薬が全く効かない!」という状態ならまだよいですが、逆に命を落とすことにもなり兼ねないのであります。筆者の知人にも高血圧だからといって、毎週病院へ通って血圧降下剤を貰ってくる人がおります。

私が「病院や薬はペテンだ!」という話をしても全く聞く耳を持たないのです。しかし、その人の人生観もあるので、1回そのような話をして聞いて貰えなければ、その人はそのままにしております。

その人には、その人の「生き方」があるので、その生き方を尊重するようにしております。しかしながらも、薬によって健康を害することは、「映画を見に行ったがつまらなかった」、「うまいと評判のラーメン屋へ行ったが、味がイマイチだった」というレベルの損の仕方ではないのです。命を損する可能性もあることを、念頭に置かなければならないのであります。

そして今日も、血圧260のキリンは、「血圧ビジネス」が行われている人間社会を不思議に眺めているのではないでしょうか?「人間社会に生きてなくて、よかった!」と思っているのかもしれません。

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